施述前のカウンセリング。
初めて行く美容室って、どんな人かな、どんなこと聞かれるのかな、希望がまとまらないけどなんて言えばいいのかな…、と不安がたくさんでは無いでしょうか。
実は、美容師側もカウンセリングって緊張します。特にご新規さまは。
私も元々が緊張しぃなので、自信はありつつも緊張感はあります。
今日は、そんな私がカウンセリングのとき気をつけていること、その中でも「髪以外のこと」に絞ってまとめてみますね。
は?「髪以外のこと」ってどうゆうこと?
ってのは、読み進めて頂ければ分かると思います。では、参りましょう。
結論から
お客さまの以下のようなことに注意を払っています
- 履き物(スニーカー?ヒール?など)
- 洋服や小物、お化粧の雰囲気
- 身長
- お顔の形
- 首の長さや太さ
- 肩の幅と形
- 座る姿勢(足を組む?手の位置は?など)
- 歩く姿勢
- 声の感じと話し方
髪以外の部分でも、以上のようなことがあります。
他にも生活習慣も、必要があれば差し支えない範囲で聞かせて頂くことがあります。
では、どうしてこんなことをしているのかを補足していきます。
(画像はイメージです)
髪だけを見ても何もわからん
自分の好みや希望を言葉で表現するって、難しいですよね…。
飲食店や、洋服屋さん、映画や音楽でも好きな雰囲気ってきっと、それぞれありますよね。それがどうして好きかを言葉では説明できないとしても。
そのお客さまの、「言葉にはできないけど好きな雰囲気」を汲み取るためには、先に挙げたことに注意を払う必要が、美容師には絶対にあると思います。
「好みの傾向」って、ありますから。
そこから、髪型をご提案することが大切。
また、似合う髪型は、頭だけの話ではなくトータルでのバランスが大切。
同じショートでも、首や肩の感じにフィットする襟足の形、ボリュームの位置は、人それぞれに調節する必要があります。
これらのことは、髪の毛だけを見てても分かりません。つまり、お客さまの全体的な雰囲気を見ることで、好みや似合わせをご提案することを心がけています。
(髪だけ見れば良いってものじゃない)
と、ここまで読んだ方で、
「え、そんなに見られてるんならヤバい…もっとメイクもオシャレもバッチリして行かなきゃ!」
と、思ってしまったあなた、ちょい待ち!
だからこそ、いつも通りのあなたで来店ください
美容室って、「きちんとオシャレして行かなきゃ」って構えてしまうお客さま、少なくありません。
それはそれで悪いことではありません。普段よりオシャレして出かける時間を、楽しみにしているお客さまだっていらっしゃいますから。
一方で、私は普段過ごしているそのままの感じでのご来店も、歓迎です。むしろ、大歓迎。
何故なら、いつも通りのあなたに、1番フィットする髪をご提案したいからです。
是非、ムリに構えず、いつも通りのあなたでご来店くださいね。
(え?気合入れてアイロンしたけど普段通りでいいってか?)
おわりに
ここでまとめたことは、あくまでも普段私が心がけていることです。美容師ごとに変わります。
人と人とのコミュニケーションって、なにも「言葉」だけじゃないです。それは、美容師とお客さまとて同じこと。
むしろ、言葉にはならない部分の方が大切。そこにアンテナを貼ることで、痒いところに手が届くお仕事ができるようになるんじゃないかと、思います。
私もまだまだ完璧には遠く、勉強の日々ですが精進していきます。
では、最後までありがとうございます。
書いてるひと
かわなべひろき(美容師 ギター講師 和漢薬膳師)