今日は、私の考えるもっとも理想的な、ご自宅でのヘアケアをお伝えします。
あまりのシンプルさに、腰抜かしてヒザから崩れ落ちないように注意して読み進めてくださいね。
あと、「いや、でもそれじゃ…」と読んでてツッコミどころもあるかと思うので、補足していきます。
(理想的なお手入れですと…??)
結論から
- シャンプーして
- ドライヤーして
- お出かけ前にスタイリング剤(ヘアオイルでも可)つけて
以上の3つです。
(シャンプー、ドライヤー、スタイリング剤orオイル)
つまり、みなさんが普段から頑張ってるような、リンス、トリートメント、洗い流さないトリートメント、などは「基本的に」しなくて良いです。日常的にした方が良い人は20人に1人もいないです。
実際、私のお客さまの場合、上の3つだけを習慣化したところ
- 髪の指どおりが軽い
- シャンプーの泡立ちが良い
- ドライヤーの乾きが早い
- 以前より髪が綺麗になった
- お金も節約できた
など、髪にもお財布にも嬉しい変化を感じている方ばかり。
では、ここまで読んだあなたが今感じていることが、このメンタリストかわなべには分かるので、その点について補足していきます。
(いやでも、それだけじゃさ…)
リンス、トリートメントしないと軋(きし)むやん?
まずこれですが、シャワーの時にシャンプーだけで済まそうとすると「きしむ…」と気にされる方がいます。
この点ですけど、
きしんでOK
なんですよ、ぶっちゃけ。
髪というのは、濡れた状態のときは多少きしむのが本来であり、正解なんです。
なぜかと言うと、濡れると水分の影響で「摩擦」が起こりやすくなるから。
例えば、スーパーで買い物してビニール袋開けにくい時、指先濡らすとビニールに指が引っかかって開けやすくなるでしょ?原理はあれと同じ。
だから、髪も濡れてるときは多少きしむ(引っかかりやすくなる)のが正しい状態。
(風呂場では多少、きしんでOKなんよ)
では何故みなさん、きしむのが嫌なんでしょう?
これは、完全に広告の影響だと思います。「きしむ」ことが悪いことかのように言っている広告やTV-CMはよくあります。
その刷り込みで「きしむのは良くないこと」と無意識に感じている方が少なくない。
私個人的には、この考え方には賛同していません。
ということで、きしんで良いのでシャンプーだけでOKです。
ほどけないレベルで絡んで仕方がないという方に限って、毛先にトリートメントを使うと良いです。
ドライヤーの後、パサつくやん?
ドライヤーのときに、洗い流さないトリートメントなどを使わないとパサついて仕方がない、という方がいらっしゃいます。
この理由は、ほとんどの場合、
カットがおかしいか、ドライヤーが下手か、のどれかです。
ドライヤーのかけ方で髪の見た目のコンディションは大きく変わります。(めちゃんこ大事なんよ)
(ブイイィィーーん、いうてな…)
ドライヤー上手になると本当に良いことずくめ。私のお客さまであれば、その方法を店頭でも詳しくお伝えします。過去記事も参考までに。
ちなみに、正しくドライヤーをした上でパサつきが気になるという方も中にはいらっしゃいますが、そういう方に関しては毛先だけヘアオイルを少し使うなどすると良いです。
それが必要な方は
- カットがおかしい
- ダメージがすごい
- シャンプーが合ってない
- パサつきに対して人並み以上に神経質
いずれかの状態ですが、全体の割合で言うと少数派です。
スタイリング剤、ベタつくから嫌いなんだけど?
私は「基本的に」、オイルなどよりも、ワックスやクリーム、ジェルなどのスタイリング剤の使用を推奨しています。
どうしてもスタイリング剤が嫌だという方は、オイルでもOK。
(いろんな種類がありますよね…)
では何故スタイリング剤をすすめるかというと。
多くの方が
- パサつき
- おさまり
- ツヤ
など、髪の質感や見た目のバランスを良くしようとして、髪に何かつけるわけですが、これらの目的に対して
スタイリング剤の方が圧倒的に効果が高い
からです。
髪は、一本一本の髪の毛がバラバラに散れることでパサついたり、爆発して見えやすくなる。
この一本一本の髪を、ピトっと「のり付け」する力が強いのは、ヘアオイルよりスタイリング剤です。
つまり、
おさまり、パサつき、は勿論、スタイリング剤にはしっとり見せる成分も入っているので、ツヤ感も出しやすい。
(モノにもよりますが)オイルと比べても、効果の持続時間が長いです。
という理由で、基本的にスタイリング剤を推奨。
人によっては、ベタつきや質感がどうしても好きになれないという方もいらっしゃいますが、そういう方はサラッとしたオイルでも代用可です。オイルも使っちゃダメって話じゃないからね。
(好みでいいんです。自分で選べないときは、美容師さんを頼ろう!)
おわりに
まとめますと、
- お出かけ前にスタイリング剤(または、オイル)を髪につけて、
- 夜はシャンプーでしっかり落として、
- ドライヤーを正しくかけて、
基本的には以上の3つだけでOK。
例外的に、
シャワーの時にからんで仕方ない…
ドライヤー上手にかけても、パサパサ…
という方は、その時々にトリートメントを必要な箇所だけ最低限ピンポイントで使うと良いでしょう。
知らない人多いですが、髪に使うすべてのものは、髪を傷つけはしても治しはしません。
すべてのものとは、
- シャンプー
- リンス、トリートメント
- ヘアオイル
- 洗い流さないトリートメント
- スタイリング剤
これらすべてのもののことです。
大事なことなんでもう一度、
髪に使うすべてのものは、髪を傷つけはしても治しはしません
これに例外はありません。
つまり、やらなくて済むものはやらないに越したことは無いのです。そっちの方が、余計なヘアダメージ作らなくて済むし、お金も節約できて、最&高です。
シンプルに、最低限のお手入れで過ごす。
これこそ、良い髪を育てていくために必要なことです。
では、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
書いてるひと
かわなべひろき (美容師 ギター講師)