鹿児島の美容室から

鹿児島市荒田「美容室かわなべ」のブログ

美容師に話しかけてこないで欲しいあなたへ

人見知りでコミュニケーションが苦手

できれば話しかけてこないで欲しい

 

美容室に行くことの憂鬱に、美容師との会話を挙げる方、割と少なくありません。

今日はそんなあなたへ、私からお伝えできることを

 

結論から

予約のときにその旨を伝えてみましょう

会話が苦手なので、静かに過ごさせてもらえませんか?その一言を伝えるだけで大丈夫です。お店にとって迷惑にはならないので安心して伝えるといいです。

 

それと、ここからは「私の場合は」のお話ですが、

基本的に、お客さまとは髪のことについて必要なお話以外、控えております

 

というのも、私がお客さまだったら、ボケーっとただ座ってたいな、とか、雑誌やスマホをテキトーに見ときたいな、と思うからです。

人と会話することって、結構なエネルギーを使いますよね? 

 

初めましての相手なら、なおさら。ですから、普段から会話はなるべくお客さま主体を心がけています。

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(余計なこと話しかけてこないから、私に合ってる〜)

 

必要な会話をする

私がお客様とお話することは、基本的に

  • 髪に関すること
  • 美容や健康に関すること

が、ほとんど。

つまり、専門職である美容師として最低限のお伝えしなければならない、家でのケアのお話や、美容と健康にまつわる「聞いて良かったな」と感じて頂けるような情報です。

 

それ以外の世間話も、嫌いじゃありませんし、むしろ好きです。ですが、それはお客さまとの距離感やお客さまはどうかを見て、したりしなかったりです

常連さんでもほとんど話をせず静かに黙々と施術に徹することもありますし(むしろ多い)、逆に、初めての方でもお話すること自体がお好きな方もいらっしゃいます。

 

お客さまが窮屈に感じないような会話の量や中身を考えることも、私の仕事に含まれています

と言ってもそんなに硬く考えているわけではありません。自然に過ごして流れに任せている感じです。

 

こちらの過剰な気使いはお客さまにも伝わりますし、それだとお客さまも気を使ってしまいますから。

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(髪、美容と健康のお話メイン)

 

それ聞いてどうすんの?

自戒も込めて書きますが、美容師からの何気ない質問に対してお客さまは「それ聞いてどうすんの?なんか意味あるの?」と、感じることは、少なくないかもしれません。

 

お仕事何してるんですか?休みの日何してるんですか?この後どこか行くんですか?

全てプライベートなことに関する質問ですが、答えた割にすぐに話を違う方向に持っていかれたり、聞かれた割に興味なさそうにされたりと、お客さまからしたら「いや、なんでしたのその質問。意味わからん」てなるじゃないですか。

 

そういうことは、無くしていきたいと思っています。

 

プライベートな質問もあくまで、じゃあ髪型はこういう感じがすごしやすいな、好みはこんな雰囲気かな、スタイリング 剤はこれが合うかな、などの目安にしてそれをお伝えしたり、

生活習慣が髪のコンディションに影響していないか、など一緒に考えるためにします。

 

もちろん、何気なく言葉を交わすこともありますがそれは、お客さまとの距離感やその時の雰囲気次第。お客さまによっては、最近調子どうですかー?とか、お互いの趣味の話で楽しく盛り上がるなんてことも、あります。

大切なのは自然な雰囲気です。

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(力が入り過ぎてなくて、リラックスできるなぁ)

 

コミュニケーションは空気感

コミュニケーションを、「会話」のことだとしている風潮があります。

たとえば、「コミュニケーションが苦手」、って、「人と会話するのが苦手」を意味している場合が多くないですか?

 

でも、私が考えるコミュニケーションは、「一緒に時間を過ごす空気感」です。リラックスできるのがお互いにとって1番良いコミュニケーションじゃないかな。疲れない雰囲気。

 

そのために「会話」は、必要だったり必要じゃなかったり。その人の好みや、お互いの関係性によって変わります。同じ人でも、その時々で話したかったり、静かに過ごしたかったり。

 

それを誤解して、お客さまとコミュニケーション取らなきゃ!しっかり会話して楽しんでもらわなきゃ!と盲目的に考えることは、お互いにとって不利益を招くことになりかねない。簡単に言うと、スベッてる感じ。

 

余計な会話をしないことも、立派なコミュニケーションの1つです。むしろそっちのコミュニケーションを望んでいるお客さまは少なくありません。現場で肌でそう感じています。

 

おわりに、

今日は私がお客さまとの会話をどうしているのかを軸に書いてきましたが、

 

あなたが行ってみたい、美容室や美容師さんがどうかは別の話です。

結論でお伝えしたように、予約の時に「会話が苦手なので、静かに過ごさせてもらえませんか?」の一言をお伝えしてみるのも良いと思いますよ。

それで迷惑に感じる美容室はありません。むしろ事前に言ってもらえると、お店側も助かるかもしれません。

 

最近は予約サイトでも、静かに過ごしたいと希望できるサイトがあるとかないとか…聞いたことがありますよ。(無かったらごめんなさい)

 

どうか、あなたが心地よいコミュニケーションを取ってくれる美容室さんと、出会ってください。美容室苦手な方が、美容室も思ってたよりいいところじゃんと、なってもらえたら嬉しいです。

 

それでは、最後までありがとうございます

 

書いてる人

かわなべひろき(美容師 ギター講師 和漢薬膳師)

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