くせ毛でお悩みの方なら1度は
自分のクセを活かしたい
くせ毛を活かすカットをして欲しい
と思ったことありませんか?
私自身、天パへのコンプレックスから、同じ思いを持ったこと幾度となく。
今日は私個人的な
「くせ毛を活かすカットとは何なのか?」
について考えをまとめます。
こんな思いで、くせ毛のお客さまに向き合っています。お悩みの方には是非最後まで読んで欲しい。
フツーにさえなってくれれば十分
自分のくせ毛が嫌いな方はこう思っていることが多いです。
- もっと扱いやすくならないかな
- フツーの頭にさえなってくれたらそれでいい
そして、
- あわよくばオシャレな髪型になりたい
正直オシャレに関しては、2の次、3の次だったりします。
なぜなら(コンプレックスの深さにもよりますが)くせ毛の人は
自分の髪がオシャレになんてなりっこない
とハナからあきらめている方が少なくないからです。
(もうね、フツーにさえなれたらいいの…)
コンプレックス抱えてる時点で、マイナススタート。これが、オシャレというプラスになるなんて思えない。まずはフツーの頭、つまりゼロにさえなってくれればもうそれで十分なのよワタシ。みたいな。
そんな思いから「クセ毛を活かすカット」という触れ込みにつられて美容室に行ってはみたものの、
「あー、やっぱりなんか違う…」
となった経験がある方も少なくないのでは?
(やっぱ、なんか違うなぁ…)
あー、やっぱりなんか違う
私はお客さまが「くせ毛を活かすカットをして欲しい」と思うときその本質は、「オシャレになりたい」に先んじて「少しでもくせ毛のコンプレックスから解放されたい」という気持ちだと考えます。
「くせ毛の悩みが軽くなる仕上がり」になりたいんです。つまり、
- 扱いやすい
- 朝がラク
- 広がりにくい
- パサついて見えない
- 変な髪型に見えない
などということ。
だからお客さま目線では、必ずしも、
- クセを利用してパーマっぽく見せる
- スタイリングしてオシャレに見える
ことが、「くせ毛を活かすカット」とは限らない。これらの点において、美容室側とお客さまとの間にズレが生じていることが少なからずある気がします。
だから美容室での仕上がりは良かったのに、家に帰ってから、
「あー、やっぱりなんか違う」
「自分でスタイリングできない…」
が、起こってしまうんじゃないかと。
そしたらまた違う「くせ毛を活かすカット」の美容室を探す…みたいなループ。
(なんか違うなぁ…自分でできないぃ…また別のとこ探すかぁ…)
「くせ毛を活かす」の本質
私的には、
「くせ毛のコンプレックスを減らして、少しでも自分の髪に前向きになってもらうこと」
を大切にしています。
美容室で「クセを活かす」というとなにかこう「パーマっぽくスタイリングしてオシャレに見える」一辺倒な気がするんです。
もちろんそれも正しいけど、あくまでも1つの選択肢でしかない。
必要ならそうするし、不必要な場合もある。そればっかりじゃないってこと。
くり返しですが、僕が「クセを活かす」というときそれは、
「くせ毛のコンプレックスを減らして、少しでも自分の髪に前向きになってもらうこと」
と位置付けています。
(自分の髪に前向きなれたらいいなぁ…)
そのために必要なこと
- 美容師の技術
- 自分の髪についての知識
- お家でのお手入れの実践(難しくない)
この3つが柱です。
カットは本当に大切。カットが悪いとどこまでも扱いづらくなります。
知識については、お客さまそれぞれ異なるのでひとりひとり、あなたに必要な知識をきちんとお伝えします。
お家での実践。私がお伝えすることに難しいことはありません。スタイリングにしても、スタイリング剤をなじませて、1つ2つコツをおさえるだけで全ての方ができるレベルです。
頑張るまでもなくできることなので、面倒くさがらずにやってみましょう。
当ブログの過去記事にも、くせ毛の方が参考になるようなものがありますし、あなただけに必要なことに関しては実際に髪を見せて頂いた上でアドバイス差し上げますね(^^)
(頑張らなくてもできるレベルのことしか言わないよ〜)
おわりに
コンプレックスが深い方は、四六時中自分のくせ毛のことが頭の中にいっぱいなことだってあります。思春期の私がそうでしたから。
人目が気になる。伏し目がちになる。
恥ずかしくて髪を見られたくない。美容師に見られるのも恥ずかしい。
修学旅行のとき髪どうすりゃいいの。デートの途中で雨降り出して絶望。梅雨到来で髪の毛終了のお知らせ。
クラスの前の席の直毛ずっと眺めちゃう。
年齢とともにうんとパサついてきた。
朝のアイロンがおっくう。急にアイロンが故障して絶望。やだやだなんでこんな髪に生まれたの私…。神様、来世は直毛でたのんます。
そんなお悩みの方に、少しでも貢献したい。
あなたが自分のくせ毛に前向きになるためのサポートがしたい。
シンプルにそう思っています。
一人で悩まず、一度ご相談ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
書いてるひと
かわなべひろき 美容師