髪が多くて頭が大きく見えるんです…
美容室でいつもすいてもらってるんだけど…
ってなってませんか?
これ、「カットによって頭が大きく見えてしまう現象」が起こっている方が少なからずいらっしゃるので今日はこれに触れます。
(なんか髪多いから頭でっかちに見えるんよー…)
結論から
- すき過ぎ
- レイヤーの入れ過ぎ
主にこれなんですが、多毛でお悩みの方の多くが美容室で「すいてください」とオーダーした経験があると思います。
今日触れる話は主に
頭が大きく見えるのがいやだからすいて欲しい
と、お考えの方にこそ、比重が大きいです。
カットで頭が大きく見える現象
まずはこちらの図を
(少し大げさに書いてます)
左右、それぞれ頭の大きさ、髪のスソの長さは同じようなものですが、はっきりと違うのは、「毛先(スソ)の厚み」
左は、スソに厚みがなく先細りになっている為に頭の大きさが強調されやすく、右はその逆。
つまり、
「髪型のバランスによって視覚的な頭の大きさの印象は変わる」
ということなんです。
(スソに厚みがないと頭が大きく見えがち)
なぜ毛先(スソ)に厚みがなくなる?
これは、先ほど言った
- すき過ぎ
- レイヤーの入れ過ぎ
が原因。つまりカットということです。初めて来店されるお客様の髪を見る限り「すき過ぎ」による場合が圧倒的多数です。
ではなぜこんなことが起こるのか?
それは、
「すいて量さえ減らせば頭が小さくなる」
と考えてしまいがちだからです。その結果、すき過ぎて毛先がスカスカ。頭の大きさの見え方は図の通り。
根元からガッツリすくのも、カットしたては過ごしやすかったとしても、1ヶ月2ヶ月先、根元に「立つ短い髪」が極端に増えることで余計膨らんでしまう為、得策とは言えません。(特にミディアム以上のロングは注意)
(ぶぇ〜ん…すいてもらえば良いとしか思ってなかった〜…)
解決策は?そうです、カットです。
多毛の方こそ陥りがちな「カットによる頭大きく見える現象」の代表例として今日はまとめておきます。
僕(美容師)が考えないといけないこと
とは言え、こんなことはお客さまはわかりませんし、もし、分かっていても一々美容師にああしろこうしろと細かく注文するのも気が引けると思います。
だもんで、僕が大切にしたいのはお客さまの言葉の向こう側の真意と、それをかなえるための施術の選択です。
(ごめん、ちょっと何言ってんのかわかんない)
例えば一口に
「すいてください」
という言葉の裏にはお客さまそれぞれの意図があります。今日触れた頭の大きさに限らず例えば
- 朝爆発して大変
- スタイリングしにくい
- 全体が重く感じる
- 指通りが悪い
などなど様々。その1つ1つ、すけば解決する場合とそうでない場合があります。これは本当にケースバイケース。ここがお客さまには分からないことが多い部分ですね。
それをきちんと聞いて、くみ取って、お悩みやトラブルの解決に役立てられるように、施術、詳しい説明をできるようにと考えています。
(どうして、すいて欲しいんですかー?詳しく聞かせてくださいーつって。)
最後に今日の話にちなんでの、参考記事も貼っておきます。
最後まで読んでくださりありがとうございます^_^
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書いてる人
かわなべひろき (美容師、在宅系音楽家)