鹿児島の美容室から

鹿児島市荒田「美容室かわなべ」のブログ

美容室でオーダーを断られた、という話を聞いてこんなことを思った

僕の元に初めていらっしゃるお客さまが、以前行っていた美容室の話をされることが、たまーにあります。その中にちょっと気になった話が。

 

それは

パーマかけてもらえなかったんですよ

といった、オーダーを断られたという話。今日はこれについて思うことがあったので触れます。

f:id:kawanabehiroki:20180823132248j:image

(せっかくパーマかけにきたのに断られちゃったぁ…)

 

 

結論から

やらない(断る)という判断、とても大事!

美容室でオーダーを聞いてもらえなかった(断られた)となれば、残念に感じたり不満が残ることもあるかもしれませんが、実はこれとても大事なんですよ。

 

なぜなら、

やらない(断る)という判断も技術のひとつ

ですし、それに加えて、

判断を間違えたことで、事故が起こっていることが現実に多い

からなんです。

f:id:kawanabehiroki:20180823134539j:image

(え!?そうなの?!!)

 

あるある話

  • パーマが全然かからないばかりか、毛先がパッサパサに…
  • 縮毛矯正したらチリチリに…
  • カットしたら自分で扱えない髪型に…
  • カラーしたら根元だけすごく明るく

これらは「施術の内容」よりも、「施術したこと自体」が失敗の大きな原因ってことが少なくない。

f:id:kawanabehiroki:20180823134712j:image

(やらないという判断も技術のひとつなの)

 

施術したこと自体が失敗

例えば、縮毛矯正

薬剤を利用して髪のうねりを取る技術ですが、そもそも

来店時の髪に、縮毛矯正に耐え得る体力が残っていないと施術ができません。

 

他にも、多毛で広がりやすい剛毛のくせ毛。

カットだけで首元くらいのボブにすると、扱いが非常に大変。

そもそも髪型と髪質の相性が良くないのです。

 

このあたりを見誤って、お客さまのオーダー通りにやってしまったり、「リスクは分かったからそれでもやってほしい!」と強引に施術してしまうと、

 

髪の毛終了のお知らせとなることがあります。

f:id:kawanabehiroki:20180823134842j:image

(うおーん…髪の毛終了のお知らせだは受けたくないー!!)

 

あなたの髪を大切に思ってのNG

僕自身、本当に稀にオーダーをお断りすることがあるのですが、それは取り返しのつかない事故や失敗を回避する為です。もちろん、「できない」ことを減らす為の普段の努力は前提で。

 

もしあなたがこれまでに美容室でオーダーを断られた経験があったとしたら、全部がそうとは言わないけどその美容師さんはきっと

「あなたの髪を大切に思ってくれている」

からこその、施術NGという場合も少なくないと個人的に思います。

 

だってね、どうなっても良かったらわざわざ断わる必要ないじゃない。「はい〜」って聞いとけばいいんだから。

実際それでとんでもない頭にされた経験ある方もいるかも

f:id:kawanabehiroki:20180823140807j:image

(無理な施術は、事故の元…)

 

断わるツラさ

せっかく来てくださったお客さまです。どの美容師であれ、お店に来る前に思い描いた通りの髪に仕上げたいと思うものです。

ですが、様々な理由でそれが叶わないこともあります。今日あげた例もその一つ。その現実を伝えることは、美容師側もツラかったりします。

その場合は理由を詳しく説明ます。また、他の選択肢で最善策を取っていきましょう!

 

美容室にさえ行けば美容師がきっとなんとかしてくれるはず!!

との思いから、強行での施術をオーダーする方への、注意喚起としてもまとめておきます。

それでは、最後まで読んでくださりありがとうございます。

 

※記事が役に立った方は、ページ一番下のボタンより、「シェア」「読者登録」「各種SNSでフォロー」をポチっとよろしくお願い致します

 

書いてる人

かわなべひろき (美容師、在宅系音楽家)

f:id:kawanabehiroki:20180823141154j:image

 

kawanabehiroki.hatenablog.com