雨が多くなってくるこれからの時期。おまけに暑くて汗もかきやすい。湿度と汗のダブルパンチにくせ毛が悩ましい方も多いです。
今日は、全体を縮毛矯正するほどクセが強いわけじゃないけど、表面がほわほわして気になる方に、オススメの選択肢を
実際のお客さま、ご協力ご了承のもと画像で解説します。
(Nさま、ありがとうございます^ ^)
結論から
表面の髪だけ縮毛矯正をかける
表面の髪とは、頭頂部付近から生えているヘアスタイルのフタになる髪。
表面のほわほわを押さえるには持ってこいの選択肢です。
後ほどメリット、デメリットについては書くとして、その前に施術例をご紹介します
こんな感じ
頭のてっぺん付近から生えてる髪だけを矯正しています
ビフォーの、ハチのあたりにほわほわと光を反射してる髪がわかりますか?
違う角度から
半年以上まえに、表面のみ縮毛矯正をかけたお客さまですが、根元の方から伸びてきたほわほわ髪の手入れが大変になってきたと。
今回、伸びた部分だけ矯正をしました。
もう少し寄りで見ると
細かい髪がほわほわ〜っと
この、赤線で囲んだエリアにありますね。
この日は、天気も良く湿度もそんなに高くなかったので、普段よりまとまってる状態でしたが、雨の日はあっちこっち飛び出して、手に負えない…とのこと。
(ドライヤーだけでハチまわりが、つるんとツヤやかになりました)
写真のお客さまの場合は、全体を縮毛矯正かけるほど強いクセではないため(むしろ程よいクセが見た目の柔らかさになる)、あえて部分的に矯正をすることで、髪に余計な負担もかけずにすみます。
メリット、デメリット
「全体の矯正」との比較でいうと
メリット
- 施術時間が短い
- 全体的なダメージの軽減
- ヘアスタイルのスソがピーンとなりにくい
デメリット
- 全体のクセが伸びるわけではない
- 髪質によっては内側との質感にギャップが出る
- 大きく段の入ってるスタイルには不向き
- パーマを先々かける予定がある場合は不向き
です。
デメリットの、全体のクセが伸びるわけではないのは、必ずしもデメリットではなく、毛先の自然さを保てるという意味では、メリットと捉えられます。
クセがそこそこ強い方は、表面だけの矯正だと、内側の髪の質感とギャップが大きくなり、結んだ時などに違和感が出ることもあるので注意が必要。この点は、わたしが見て判断してお伝えします。
また、表面の髪が短いショートや、大きく段の入ったスタイルでは効果が今ひとつな場合もあります。この点もわたしが判断してお伝えします。
(メリット、デメリットを踏まえて施術します)
おわりに
お悩みの種類によって、美容室での施術は適材適所、最低限の手間とコストでやっていくことが望ましいです。
この記事はあくまで一例。くせのお悩みも、気になる部分だけボリュームダウンの「ストパー」あるいは「矯正」さまざまに応用が効きます。
必ずしも全体をしなくてはいけないということではありません。
それぞれに、メリットやデメリットがありますし、髪によってケースバイケースですが、これからの梅雨時期、クセが気になるという方はお気軽にご相談くださいませ。
それでは、最後までありがとうございます
書いてるひと
かわなべひろき(美容師 和漢薬膳師 ギター講師)