こんにちわ。鹿児島でお仕事させていただいてます美髪美容師かわなべひろきです。Twitterでこんな質問がきました。
なんででしょうね…。わかりません。
— かわなべひろき (@kawanabehiroki) 2018年3月15日
僕はウンと歳下の学生さんであってもタメ口使いませんけど、タメ口がダメだとも思ってません。
大切なのは、「人としての相性」かな、と思いますよ。 #peing #質問箱 https://t.co/28hUc2Wwlf pic.twitter.com/FmHnxg8NMH
質問者さんは匿名です。文面から美容師のタメ口にあまり良い印象は持っていなさそうだと判断しますが、今日はこれについて僕の経験に沿わせて、できるアドバイスをしていこうと思います。
美容師のタメ口が気になるな…
という方は是非読んでください。
- 美容室に行ったことがほとんど無かった
- 美容室でのトラウマ体験
- タメ口が悪いわけじゃない
- コミュニケーションとは言葉ではない
- タメ口以前の話
- かわなべひろきの場合
- 美容師、美容室のイメージが良くない方へのアドバイス
- 書いてる人
美容室に行ったことがほとんど無かった
僕の話で恐縮ですが、小学生の頃から18歳で実家を出るまで、ずっと家で兄に髪を切ってもらっていました。思春期は縮毛矯正をかけに数回、理容室に行ったことがあるだけ。
引っ越した先で初めて行った美容室での時間がトラウマになって、その後は家で素人の友達にすきバサミで切ってもらったり、美容師になった同級生に切ってもらっていました。
(美容室に行ったことがほとんどない…)
美容室でのトラウマ体験
当時19歳でしたが、歳上の美容師さんに初めからすんごいタメ口で接客を受けました。語尾の「〜じゃん」「〜かよ」「〜がさぁ」にも(僕ら友達じゃないのにな)と違和感がありましたし、その他の言動の端々にも「上から」な態度が透けて見えました。ぶっちゃけ、ウザいなと思ってしまいました。
全てがそうではないことは承知の上ですが、僕の中での美容室と美容師をイメージづけてしまうような体験でした。
(めっちゃタメ口だし、上からだなぁ…)
タメ口が悪いわけじゃない
同じ時期によく通っているハンバーガー屋がありました。カウンターに座って食事をしつつ、スタッフのお兄さんと会話をして過ごすこともしばしば。ここのお兄さんも初めからタメ口だったんですけど、最初からとても親しみやすかったことを覚えています。
だから接客において必ずしも「タメ口だからダメ」ということではないと思っています。タメ口を使う美容師さんでも、たくさんのお客さまに好かれている方は実際多いと思います。
(ハンバーガー屋のお兄さん元気してるかなぁ…)
コミュニケーションとは言葉ではない
人と人のコミュニケーションって「言葉」のやり取りだけのことではないです。また「タメ口」だから「敬語」だから良い悪いといったそんな単純なものでもないです。タメ口でも気持ちの良い人もいれば、敬語でもこれはあかん、となることもあります。プライベートでも接客においても。
(コミュニケーション…)
言葉遣い、姿勢、表情、声色、様々なテクニック論もあることでしょう。でも、そんなことより根底に「感謝」や職業上の立場において「この人を大切にしたい」「この人を喜ばせたい」そういった表ににじみ出るほどの「思い」があることが1番大切で、それがある人のことは僕らきっと嫌いになれないと思います。
ふり返れば、ハンバーガー屋のお兄さんはそんな雰囲気を携えた人でした。いつも大切にされている感覚が無意識のうちに僕の中にあったんだと思います。
え?かわなべ、お前はどーなんだって?
完璧は難しくとも、そうでありたいと願っています。
(ほとんど祈りに近いレベルで…)
(思いこそが1番大切…)
タメ口以前の話
美容室にいって、この美容師さんのタメ口気になるな…という時それは、あなたが好印象を持てないその美容師さんがたまたまタメ口だっただけに過ぎない、場合もあるかもしれません。
タメ口だから好きになれない、ではなく、好きになれない美容師がたまたまタメ口だった。っていう順番。これはもはや、タメ口以前の話です。
それを差し引いても通いたくなるほどの仕上がりにいつもしてくれるのであれば、そこは目をつむるか正してもらうかして通うのも1つですし、新しい美容師さんとの出会いを求めて美容室を変えるのも1つだと思います。
(腕は確かだからなぁ…我慢して通うかどーするか…)
かわなべひろきの場合
小さい子供さんや個人的な友達や知り合いは別として、お客さまにタメ口は使いません。高校生、学生のお客さまも敬語です。この辺りはあんまり深く考えず、自分が逆の立場だったら違和感のない言葉づかいを選択しているだけです。僕の中でお客さま相手に過剰に「へり下る」という意味も含んでません。
ここまで書いといてこう言うのもなんですが、タメ口どうのこうのはそれほど重要じゃないとさえ思っています。何度も通ってくださるお客さまとは、言葉が少しくだけることも場合によってはあります。1番大事なのは「思い」であり、そこから伝わる人と人との相性だと考えています。
(恋愛とは形の異なる、相思相愛の関係が理想的)
美容師、美容室のイメージが良くない方へのアドバイス
当時、美容室や美容師のことをほとんど何も知らずに「もう行かない」という選択を取った僕ですが、今この業界でお仕事させてもらい、美容師さん達との個人的な繋がりも増えました。
そして、お客さまと髪のことを真剣に考えて、感謝や先に挙げた思いで現場に立っている美容師さんがたくさんいることを知りました。周りの方々に頭が下がる事ばかりです。
全国に美容室はコンビニの約4倍、信号機の数より多くあります。美容師は約50万人います。きっとあなたはまだ、自分にぴったりの美容師さんと出会えてないだけ。
できれば、あきらめずに探して欲しいと思います。
(コンビニ4倍、きっとどこかにあなたにぴったりが!)
今回は「タメ口」に焦点を当てた話ですが、他の面で美容室にマイナスイメージを持つようになった方もいると思います。でも、自分にピッタリの美容師さんとの出会いは、あなたの人生を大きく揺るがす出来事になります。信頼できる美容師や美容室があるって本当に心強いことだと思います。
僕も今にして、当時の自分もこの人に出会えてたらなぁ…、と思える美容師さんとたくさん知り合えました。(厨ニ病こじらせてたせいで、良い出会いを獲得できなかったかつての自分…)
あなたにも良き美容師さんとの出会いがあることを願ってます。
(僕も大歓迎でお待ちしてます!)
最後、少し話がズレた感もありますが、Twitterの質問きっかけで考えたことを、まとめてみました。質問箱は誰でも匿名で質問できるので良かったら気軽にご活用ください。
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございます^ ^
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書いてる人
かわなべひろき (美容師、在宅系音楽家)
⚪︎勤務先 鹿児島 中央駅ちかく 美容室粧屋(めかしや) ご予約、口コミなどはこちらから https://mekashiya.amebaownd.com/
⚪︎音楽 https://m.soundcloud.com/kawanabehiroki
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