枝毛がひどいなぁ
指通したらすごくからむなぁ
と、お悩みの方。カラーやパーマのダメージのせいとは限りません。実はこれらはカットに原因が!!
(枝毛だし、すんごいからむぅ…)
結論から
カットした毛先の切り口が重要(美容師の切り方)
これです。
図で説明していきます。
ハサミを入れる角度
下の写真を見てください。
左右で、髪の毛に対してハサミが入る角度、つまりカットする角度が違いますね?
では、それぞれのカットで切り口はどんな形になるでしょう?
(ちなみに、ぶつ切りを「ブラントカット」、たて切りを「チョップカット」といいます)
切り口の形
ここは、図で。それぞれ、
左はぶつ切り、右はたて切り。
すると毛先は、下のようになります。
まな板できゅうり切るときと一緒ですね。輪切りにしたら平らだし、ナナメに切ると尖る。
切りたての時は良いとしても、日々のシャンプー やドライヤー、ブラッシングの影響などで、時間経過と共にこうなります。
そう!尖った毛先は裂けやすい。これが、枝毛。おまけに、裂けた毛先はからみやすいし、手触りも悪い。
つまり、どうやってハサミを入れるかで、
- 枝毛の数
- からみやすさ
- 手触り
は確実に変わります。
特に気をつけたい「すく」場合
肩に着くくらいより長い髪を、すきバサミですく時は特に気をつけたいところ。
こーゆう、すきバサミを使って
このように、
すいて、短くなった毛先が枝毛になると、ものすごくからみやすくなります。ショートの人はカットする周期が早いのに対し、ロングの方は、長い。
だもんで、すいた髪が枝毛になると長い間、からみや、手触りの悪さに悩まされることになります。
そこまで踏まえてすると、からみや手触りをカットだけで少しでも良い状態をキープできます。
細かい方法までは、僕たち美容師が考えることなので割愛します。
たて切りしない方が良いってこと?
ここまで読んだ方は、
「じゃあたて切りはしない方が良いんだね!」
と思われるかもしれませんが、それは間違い。
たて切りにはたて切りの良さがあります。
髪質、毛量、作る髪型によって、適材適所使い分けることが大切。
(適材適所!バランスが大切!)
かわなべひろきもバランス良くカットを使い分けることで、扱いやすい髪を目指しています。
おわりに
今日の投稿でお伝えしたかったことは、
「その枝毛、からみ、「ダメージ」じゃなくて「カット」が原因かもよ!」
ってことです。
このお悩みの方のほとんどが
- カラーのダメージのせいだ…
- パーマしたせいだ…
と早合点しがち。
また、
- カラーもなんもしてないのになんで…
- トリートメントしてるのになんで…
という方はほぼ間違いなくカットでどうにかなります。ご心配な方はお気軽にご相談ください^_^最後まで読んでくださりありがとうございます。
(参考に口コミを。お客様からもよろこんでもらってます)
書いてる人
かわなべひろき(美容師)