縮毛矯正をしている。
指を通すと、ザラザラ、チクチクする…。
からみも気になる…
と、お困りの方。
今日は可能性として考えられることと、対処法をまとめます。
(矯正してるのに、手触りガァ…)
結論から
カットの仕方が縮毛矯正に合っていないかもしれません
下の4つ、あなたはいくつ該当しますか?
- 3ヶ月に1度ほど矯正を繰り返している
- カラーもしている
- 元々髪がダメージしやすい
- 肩につく以上の長さ
該当個数が多い方ほど、カットの仕方によってザラザラ、チクチク、からみ、などが起こりやすくなります。
そして、これの解決法は
- 短期的にはヘアオイルなどでごまかす
- 長期的にはカットの工夫
が必要。
カットはお客様が自分でなんとかできることではないですよね。
つまり、少し言いづらいことですが、ずーっと同じ悩みがある場合は、長い間担当してもらってる美容師さんのカットが原因の可能性もあるのです…。(必ずしもそうではないですが)
カウンセリングのときに、気になる部分を伝えてみて
- 原因は何なのか?
- 解決法はどうするのか?
を詳しく聞いて、教えてもらいましょう。
(とりあえずは、オイルなどですべりを良くするのが手っ取り早い対処)
原因の補足
では、縮毛矯正した髪と相性の悪いカットとは、
ひとことで言うとズバリ、
「肩につく以上の長さで、髪の根元付近や、中間からすきバサミでやたらとすかれているのカット」
は、タイトルのようなお悩みが傾向として起こりやすいです。
お悩みの方、
カットの時にすきバサミでバンバンすかれてませんか?
心当たりがある方はそれが原因の可能性が高いです。
(すき方が大切…)
ちょっと図で説明します
上が根元、下が毛先だとして、
(イメージ図)
見た目の長さになる長い髪のすき間に、「すいてできた短い髪の毛先」が無数にあります。
矯正のくり返しによるダメージが蓄積すると、この短い髪の毛先が「枝毛」や「手触りの劣化」をすることで、指を通した時のザラザラや、からみの原因になります。
毎回根元だけの矯正でも、シャンプー台で流すときに少しの時間ではあれ、薬剤が毛先につくとそれだけでダメージする場合もあります。
特に髪が薬剤に敏感な人は注意が必要。
まったくすかないのが良いのか?
この判断は正直、ケースバイケースです。
お客さまとのやり取りを通して判断していくわけですが、私自身
まったくすかないということは、まず無い
です。
ですから、すくべき
- 場所
- 方法
- 量
を、お客さまの
- 優先したいことはなにか
- 髪の強度はどうか
- 矯正の周期はどうか
などを元に、判断していきます。
この判断ひとつで、仕上がりはうんと変わりますし、長期的には今のお悩みも改善されていきます。
まったくすかないってなると、これはこれで別の不都合が生じる場合があるので、私はやりませんが、
美容師さんによっては、まったくすかない人もいますね。この辺はそれぞれの考え方です。
(へぇ〜、カットってそんなに大事なのかぁ…)
縮毛矯正に納得がいかない時…
今日のお話を通してもわかるように、
縮毛矯正の仕上がりはカットとの相性がとても大切です。
同じストレートヘアだからといって、
- 地毛が直毛の人
- 縮毛矯正の人
とでは、カットの仕方も異なります。
今まで縮毛矯正の仕上がりに納得できないというあなたは、もしかすると「矯正」ではなく「カット」の仕方を変えるだけでも、グッと理想に近い質感を得られるかもしれません。
(縮毛矯正って、カットまでをセットで考えないとなんだね…)
ご参考にどうぞ。
最後までありがとうございます。
書いてるひと
かわなべひろき(美容師 ギター講師)