カラーをする時は毎回毛先まで染めてるよ
っていう方、少なく無いと思いますが、それって本当に大丈夫ですか?
今日はこんなお話。
(毎回毛先までだけど、何か?)
結論から
カラーする回数に比例して髪は傷みます。
これを知った上で毎回毛先までカラーをするかどうか決めましょう!!
とゆうこと。
今日の記事、決して「毎回毛先までカラーしたらダメだよ!」と言いたいわけではない。しっかり読んで、それぞれが判断すればOKです。
まずは仕組みを知ろう!!
(髪を大切にしつつカラーを楽しもう)
髪のダメージに関する大前提
まずここからなんですけど、それは、
「1度傷んだら治らない」
ということです。リンスやトリートメントその他、何をやっても見た目のごまかしはできても、髪そのものが治ったり、ダメージがなくなる事はありません。
(むしろリンスやトリートメントでも髪は傷みます。)
(シャンプー、リンス、トリートメント、何をやっても髪って傷むんだよ?知ってた?)
それを分かった上で
カラーをすると、髪にダメージが出ます。傷まないカラーというものはありません。どう染めるか、どんな薬剤を使うかで、「傷みの度合い」に差があるだけです。
そして、カラーで1度ダメージを作ると、それはカットするまでずっと残ります。治らない。
では、毎回毛先まで染めるとどうゆう事が起こるのでしょうか?
(めっちゃ傷みそうな予感ぷんぷん丸〜…)
図で説明
はいみんな〜こちらのノート見てね〜〜っ
(これじゃ訳分からんから説明していくよーっ!)
例えば、
- 何もしてない髪のコンディションを100点
- 1回のカラーのダメージでマイナス30点
するとします。そうするとまず初めてのカラーでこうなります。
(図を1本の髪の毛に見立てて、右側が毛先)
何もしてなかった100点の髪が、カラーでマイナス30点されて、コンディションが70点になりました。(分かりにくくない?大丈夫?)
では、この人が3ヶ月後にまた、毛先までカラーをするとこんなことが起こります。
カラー前の髪の状態
- 伸びてきた根元は100点
- 毛先は前回のカラーで70点になってる
それぞれ今回のカラーでマイナス30点すると
- 根元は70点
- 毛先は40点
になりますね。(分かりにくくないよね?)
それでは、更に3ヶ月後に毛先までカラーすると
カラー前の髪の状態
- 根元100点
- 中間、前回のカラーで70点
- 毛先、前回と前々回のカラーで40点
それぞれ、今回のカラーでマイナス30点すると
- 根元70点
- 中間40点
- 毛先10点
となります。毛先がいよいよヤバくなってきましたね…。パサついたりゴワゴワしたり、まとまらなかったり、水に濡れるとテロンテロンになったりします。
もう一度最初のまとめてある図を見て見ましょう。
こんな感じで、何度も薬剤にさらされている毛先の方からどんどんコンディションが悪くなる。
そしてこれはくどいですが、治りません。トリートメントやオイルで手触りやツヤ感をごまかすしかありません。
(注意)あくまでもイメージとして捉えてね。髪質や使う薬剤でも一回のダメージ量は変わるから。
これを知ってどうするか
それは、あなたが何を優先したいかによって変わってきます。
- 少しでもダメージなくキレイに髪を保ちたい
- ショートですぐカットするからダメージはそんなに気にしてない
- いろんな色を毎回楽しみたい
- せっかくカラーするなら全体の雰囲気を変えなきゃ満足できない
人それぞれです。
ですが、今日の記事に書いてあることを知っているか知らないかで、あなたがカラーとどうやって付き合っていくべきか考えるきっかけになればと思います。
(私が優先したいこと…)
自分では中々どうしたら良いかわからないよ〜、という方には改めて別記事で、
- 根元だけ染めるべきか
- 全体を染めるべきか
ということについて触れたいと思います。
ご参考にどうぞ。
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございます。
書いてる人
かわなべひろき(美容師)