ドライヤーで半乾きになったらアイロン使ってます
という方がたまにいますが、今日はこれについて触れます。
(半乾きで使っちゃうけど…なにか?)
結論から
しっかり乾かしてから使いましょう
髪に水分が残った状態でアイロンやコテを使うと、ジュージュー音を立てることがありませんか?
日常的にジュージューやってると、髪に非常にリスキーです。その理由を説明します。
(マジすか?よくジュージューいってますけど…)
水蒸気爆発
なんだか聞いたことあるような、無いような言葉ですね。これは、密閉された空間で水分が蒸発するときに起こる現象。
(爆発て…なんか物騒やね…)
アイロンやコテのプレートで挟んだ時に、髪表面に残る水分が急激に熱せられ気化(蒸発)するときに「ジューッ」って音がしますね?あれ、水蒸気爆発なんです。
では、これの何が髪にとって良くないのでしょうか?図で解説。
キューティクルが傷つく
髪表面はキューティクルというウロコ状の組織で覆われています。
そして、髪が濡れている時はこのキューティクルの隙間や内部にも、水分が浸透しています。
図を
これ、1本の髪の毛の横からの断面図だと思ってください。左は根元、右は毛先方向。
このように、キューティクルのスキマに、水分が残っている時に、アイロンでジュージューやると…
このように、あちこちで水蒸気爆発が起こります。赤い印がそれを表しています。そうすると…
このように、キューティクルがめくれ上がったり、穴があいたりして、傷んでしまう。
では、キューティクルが傷つくとどんなことが起こるか?というと、
- パサつく
- 手触りがザラつく
- しなやかさが失われる
- パーマやカラーの仕上がりに影響する
などの、見た目や手触りの劣化にとどまらず、美容室での施術の仕上がりにも悪影響を及ぼします。これは避けたい…。
(うわーん知らんかった〜…今日からジュージューアイロン卒業するで〜…)
おわりに
まとめると、
水蒸気爆発でキューティクルを傷つけるリスクがある為、髪をしっかり乾かしてからアイロンやコテは使いましょう
ということです。
たまに、アイロンやコテの前に「ミスト」系のトリートメントをつける方がいらっしゃいますが、僕個人的にはより水分の少ない「オイル」系の使用をオススメします。
また、使用温度は高くても160度程度までがオススメ。細かいことですが、髪のコンディションを大きく左右するお話です。ご参加に。
詳しくは店頭でもアドバイス差し上げますね!
参考記事も貼っときます。
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書いてる人
かわなべひろき (美容師、在宅系音楽家)