せっかく暗めに染めたのに、すぐに色落ちして明るくなってしまいました…
色持ちを良くする方法はないかなぁ…
こんなお悩みに今日は触れます。
(なんか色もち、すんごい悪いなぁ…)
結論から
- 暗ければ暗いほど、色持ちが良い
- 寒色系より、ナチュラル系が色持ちが良い
- シャンプーによって色持ちが変わる
一般的にこの3つが色持ちの柱となります。補足していきます。
暗いほど色持ちが良い
ヘアカラー剤は、仕上がりが暗い薬剤ほど染料がたくさん入ってる、つまり濃くなります。
カラーチャートを見たときに、縦が明るさの軸です。
あくまでイメージですが、例えば
9レベルの薬剤には染料が50個
6レベルの薬剤には染料が80個
入ってるとします。6レベルの方が染料が多く、濃く(暗く)染まります。
毎日のシャンプーで、この染料が1日あたり5個ずつ抜けるとするとどうでしょうか?確実に6レベルに染めた方が色持ちが良いですね。
寒色系よりナチュラル系が色持ちが良い
寒色系というと、アッシュやマット、モノトーンなどに代表されますがこれらに比べて、ナチュラルなブラウンの方が色持ちが良いです。
細かい説明はちょっと長くなるので今日は割愛。寒色系が退色して、明るくなるメカニズムはまた別の機会に記事にしますね。
(アッシュ系は色持ちが悪いのかぁ…)
シャンプーによって色持ちが変わる
先の例えにちなんで説明すると、シャンプーによって、染料を1日あたり5個洗い流してしまうものもあれば、2個しか洗い流さないモノもあります。
薬局で販売しているボトル数百円程度のシャンプーは、そのほとんどが洗浄力が強いため、カラーの持ちに影響します。
(シャンプー選びは基本の「き」)
では、どんなシャンプーが良いか?ということについては、過去記事をご参照ください^ ^
(薄げに限らず、おすすめのシャンプーについて)
おわりに、
まとめると、
- できるだけ暗め
- ナチュラルなブラウン
- 洗浄力の優しいシャンプーの使用
という選択をすることで、少しでも色持ちの良い状態にすることができます。
ただし、今回の記事はあくまでも「色持ち」だけに焦点を絞った話です。
カラー選びってそれだけじゃないですよね。どうしてもアッシュが良い。暗めといってもここまでしか無理。流行のカラーにしたい。色々なご希望かあると思います。
そういった部分まで含めた、トータルでの話は、実際に美容師さんと相談して決めましょう。
(まずは知ること!)
こういったことも予備知識として知っておくことで、自分の満足のいく仕上がりに少しでも近づけると思います。
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございます^ ^
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書いてる人
かわなべひろき (美容師、在宅系音楽家)