こんにちわ、鹿児島でお仕事させて頂いてます美髪美容師かわなべひろきです。
今回は前投稿の続きということで、梳くことで起こる、パサパサ、バサバサ、ザラザラなど髪が汚れてしまうメカニズムついて簡単にですが触れてみます。前投稿はこちらから
解決策については、美容師のカット次第ということになるので特に触れません。
どうして全体の見た目がパサパサなるの？
梳くと、長い髪のスキマに短い髪がたくさんできます。図だとこんな感じ。
（右側が毛先方向です）
そして、短い髪というのは立ち上がりがよく、これが髪型の表面からツンツンツンと飛び出してしまうことで見た目がパサついた印象になってしまうのです。
（飛び出しやすさは髪質によっても変わります）
これを「ダメージのせいだ」と思って一生懸命トリートメントしても中々良くならないのは、ダメージではなくカットによるものだからなんですね。こうならない為に、私たち美容師が工夫をする事が大切です。
（ダメージではなく、梳き方でのパサつきもあるのか…）
どうして毛先がバサバサなるの？
毛先の量が多く厚みがあり過ぎると、見た目がボテッと重くなりがちです。（狙ってやるならOK）
と言って、「梳き」だけに頼って厚みを取ろうとすると毛先がまるで竹ぼうきの先っぽのようにバサバサなってしまいます。
（多くて硬い髪質の人は特に注意が必要です）
これでは、見た目、手触り、ハネやすさなど様々な部分で支障が出ます。
厚みのコントロールには、（改めて記事にしますが）「段の入れ方」や「梳き方」、「ハサミを入れる角度」など、様々な選択肢があります。私たち美容師が髪質によって最適な方法を取ることがとても重要で、この判断が仕上がりの差を生みます。
どうして手触りザラザラなるの？
根元から毛先に向かって指を通した時に触れる「毛先の数」と「毛先の状態」がポイントです。って、よくわかりませんね文章だと。
図を
一本の線を一本の髪に見立てて下さい。梳くと、見た目の長さになる長い髪のスキマに、短い髪がたくさんできます。そして、
赤い点が梳いてできた短い髪の毛先になるのですが、指を髪に通した時、ここに触れる度に「チクッ」とか「ツンッ」っていう感覚が指に伝わります。イメージ湧きますか？
またこの時触れる毛先の状態が、整っているのか？尖っているのか？枝毛なのか？で、指に感じるチクチクさ、ザラザラさ、引っかかりやからみやすさが変わるのです。
この点に関しても、私たちの道具と梳き方それぞれの選択にかかっています。
おわりに
いかがでしたか？
今回の話は「梳き」に焦点を当ててのパサパサ、バサバサ、ザラザラについて簡単に触れました。梳き方一つで仕上がりがとても変わるということの参考になればと思います。
（なんか、梳くって奥が深いんやね…）
一番大切なのは美容師がこれらを踏まえてカットすることですが、こういうことをお客さまにも知っていただくことで、少しでもお悩み解決のヒントや、僕の施術を受ける際の安心につながればと思います。（ちゃんと勉強してるんやで〜）
リンス、トリートメント、オイルを使っても中々良くならない髪のコンディションにはカットが深く関わっている事がほとんどです。
お悩みの方は一度ご相談くださいませ！
それでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございます^ ^
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書いてる人
かわなべひろき （美容師、在宅系音楽家）
⚪︎勤務先 鹿児島 中央駅ちかく 美容室粧屋（めかしや）
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