こんにちは。鹿児島でお仕事させていただいてます、美髪美容師かわなべひろきです。
先日お客さまが「本当に髪が変わりました!周りからも褒められます。以前の写真見たら髪がびっくりするほどパッサパサで…。キレイな髪になって助かってます〜」て。
めっさ泣ける話をしてくださいました。(実際は涙出てませんけど心は嬉し号泣でした。)ありがとうございます。
(パサパサなのが気になるなぁ…)
ちなみに、そのお客さまは平均より髪のハリコシも量も豊かな方。これまでの美容室でもかなり梳かれていたようですが同じように、
髪が多くていつもたくさん梳かれている気がする…
すごくパサつく(広がる)…
でも重くなるから梳かないわけにはいかない…
できれば梳かないで欲しいけど必要なのかな…
という方もいらっしゃるのでは?
「梳き方」をテキトーにされてしまうと髪がエゲツない汚れ方をします。汚れるとは、全体の見た目がパサパサやボサボサ、毛先がバサバサ、手触りチクチクやザラザラなどですが、髪の多い人は特に、カットによって髪が汚れていることが少なくない悲しき現実があります。この点について考えられる原因について知っていただきます。
(うーん…心当たりあるなぁ…)
まずは序章として、「梳く」って一体なんなのか?必要あるのか?まとめておきます。
そもそも「梳く」とは?
別名「セニング」と言ったりもしますが、すきバサミや普通のハサミ(シザースと言います)を使って見た目の長さを変えずに本数を間引くことを言います。
ざっくり図解ですが、
このように髪の毛が生えてたとして(左側は根元の方)
点線の位置で梳くと、このように毛先の本数が減ります
更に根元付近で梳くとこの通り。中間、毛先と更に本数が減ります。見た目の長さは変わらずに本数が間引かれます。
梳くことで何をしているか?
実は、量を取ることだけではなく、たくさんの役割があります。
- 量感の調節
- 質感(柔らかさなど)の調節
- 髪型の形(フォルム)の調節
- 毛先の馴染ませ
などです。またこれにより、扱いやすさも変わり
- 指通りが軽い
- ドライヤーで乾きやすい
- スタイリングしやすい(動きをつけやすい)
といったことが起こります。
梳く技術はとても奥が深い故に、美容師によって仕上がりに大きな差を生みます。
(日々研究…)
梳く必要はあるのか?
これに関しては、「作る髪型による」というのが答えです。
ほとんどの場合梳く必要が出てきますが、元々の毛量、頭の部分によって、カット周期によっても、変わるので必ず梳かないといけないわけじゃないし、梳いたらダメなわけでもありまさん。ほんと、「作る髪型による」。
(作る髪型による…かぁ…)
ですから、美容師の「僕が」ではなく、あくまで仕上がりの「髪型が」梳くか梳かないかを決めるといったイメージを個人的には持っています。
たまに「梳くことは悪いこと」のように感じているお客さまや、美容師さんの発信を見ることがありますが、個人的にそうは思ってません。(色々な考え方を否定するつもりはありません)
こういったお客さまは、過去にとんでもない梳かれ方をした為にトラウマになってることがよくあります。
正しい梳き方でカットすれば、髪は確実に扱いやすくなります。
(一切梳かないのも、毛量によっては大変…)
おわりに
梳くことについて簡単にですが触れてみました。
やり方次第ではパサパサ、ボサボサ、バサバサ、ザラザラという汚れた髪になってしまうことがありますがそれについてはこちらでまとめてあります。
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございます^ ^
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書いてる人
かわなべひろき (美容師、在宅系音楽家)
⚪︎勤務先 鹿児島 中央駅ちかく 美容室粧屋(めかしや) ご予約、口コミなどはこちらから https://mekashiya.amebaownd.com/
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