中学の同級生、大原(仮名)がこんな話を聞かせてくれました。
向かって左が大原(仮名)
「昨日の演奏さ、ceroの橋本くんにお褒めの言葉をもらったんだよ!良かったですよって。例えお世辞だったとしてもすげぇ嬉しかったよ!マジ興奮したぁ〜。ヤバ〜。」
大原はギター弾き。
先日開催されたグッドネイバーズジャンボリー(という野外イベント)の前夜祭で演奏したところ、同イベントのメインアクトとして出演する東京からのゲストアーティスト、ceroのギタリスト橋本くんが聞いていた様子。
終演後に話ができただけでも嬉しいのに、上のように言ってもらえたことに、文字通り飛び上がらんばかりに歓喜の様子でした。
なんならちょっと宙に浮いてました。
普段からceroの大ファンである大原を見ながら、同じく僕もceroファンの一人として(良かったなぁ大原)と、嫉妬混じりに思うことでした。
ちなみにこの話は前夜祭の翌日、つまりイベント当日、会場に一緒に行くことになっている大原と合流したタイミングで初めて聞かされました。
少しして、一緒に行く他のメンバーである坂井(仮名)夫妻が僕たち二人を車で迎えに来てくれました。
「ありがと〜今日はよろしくね〜」
と礼を言いつつ坂井さんの車に乗り込むと大原が口を開きました。
「坂井くん、昨日の演奏さ、ceroの橋本くんが…(以下上に同じ)」
よっぽど嬉しかったんだなぁ大原。
いまだ興奮冷めやらぬといった大原でしたが、僕は聞くの2回目だったので、うんうんと頷く程度のリアクションで隣に座っていました。
会場に着くと、友人知人がたくさんいました。
大原と行動を共にしていたのですが、その日僕は「橋本くんエピソード」をのべ何回聞いたか分からないくらい聞きました。
4回目くらいのときに、(またかよ)と思わないことも無かったんですけど、5回目くらいからは僕も腹をくくって
言うたれ言うたれ大原!今日はみんなにそのエピソード聞かせたれ!どんどんいこ!どんどん拡散させていこ!どんどんその喜びシェアしていこ!心のいいねボタンどんどん押してもらお!
と、エセ関西弁で思うことでした。
そんなこんなで、イベントの夜も更けていき、僕も大原も坂井夫妻も大満足で会場を後にしたのでした。
そして大原に関しては、たくさんの人に橋本くんエピソードを話して聞いてもらうことができた、という意味においても大満足だったことと思います。
翌日、昨日は楽しかったなぁと心地よい余韻の中、インスタグラムを見ているとタイムラインに大原の投稿が出てきました。
こちらを、ご覧ください。
いやいやいやいやいや!!!
まだ言ってるよこの人!!!
会場で言い足りなかったんかい!
祝!「橋本くんエピソード」ネット界進出!ってか!やかましわ。
奴隷や!
「余韻」という名の鎖に繋がれた奴隷や!
大原っ!
いい加減こっちの世界に帰ってこい!
しっかりしろ大原!!
大原ぁっ!!!
(はい、おかえり〜)
嫁さんと話してたんですけどね、大原は素直なヤツだなぁと思いました。(褒めてるわけではなく、ありのままに言って)
こういう系のエピソードって、ともすれば自慢話っぽくなっちゃうと思うんですよ普通は。
話す人によっては、(自分に箔をつける為でしょうか、)人に受けた評価をひけらかす感じが漂っていることもありますよね?
でも、大原からはそれが感じられない。
(この人、本当に嬉しかったんだなぁ!)というただ純粋な喜びだけが伝わってくる大原の素直さに触れて僕も素直に思いました。
クッソ羨ましいわ!
(嫉妬しかできねーよ笑)