くせ毛が広がって膨らんで扱いづらい…
でも、縮毛矯正やストパーはしたくない…
とお困りの方、多いですね。
過去、何度も記事にした通り、くせ毛の扱いやすさはカットの仕方でとても変わります。
一概に「こうすればOK」というものはなく、髪質毛量によってカットの仕方は分かれます。
今日はウネリで広がったら膨らんだりしやすい髪質のカットについて、まとめます。
結論から
重要なのは「すき方」で、広がりや膨らみの原因になっている「うねり」をピンポイントでカットする
ことです。
感覚的に量を落としていくのではなく、目視でピンポイントで切り落とす必要があります。
こんな経験ありませんか?
すいたのに逆に広がったり膨らんだりと、扱いづらさが増した…。これは広がりや膨らみの原因となる髪に対して、適切なアプローチが取られていないことで起こります。すきバサミでなんとなくシャカシャカされると危ないです…。
使う道具は、「すきバサミ」より一般的な「シザー」の方が良い場合がほとんど。
(上がすきバサミ、下がシザー)
補足していきます
図で解説
たとえば、真後ろから見たときに、こーゆう頭をしていたとします。
(どうか、画力には耐えてくれ…)
この場合、下に示す赤矢印の部分がウネリによって膨らんでいますね
これを、下の図のようにカットすると、ボリュームが押さえられます
赤丸で囲んだエリアを、大きくスペースを作るイメージでカットする。
すると、右のように広がりの原因になっていた、「ウネる髪」が減ってシルエットがコンパクトになります。
(念のためもういっちょ)
表面に見えてる髪をガッツリ、カットすると毛羽立ちや広がりの原因になってしまうので、あくまでも頭頂部付近から生えてる髪をめくったところにある、内側の毛にアプローチしていきます。
また、横から見た場合はこんな感じ
ウネリで赤矢印の部分が膨らんでいますね
これを、こう…
あくまでイメージで、ちと大袈裟に書いてますが、赤いエリアをある程度まとめてカットしてスペースを作ることで、コンパクトになります。
広がる、ふくらむからと言って、なんとなーくすきバサミを入れるのとは段違いにおさまりが良いです。
また細いくせ毛の方は、カットしてしばらくすると手触りのざらつきや、絡みが起こりやすいところ、この方法だと気になりにくい。
実際のお客さまからも、扱いやすいとお話頂くことが多いですが、その辺りは「口コミ」の記事をご参照ください。
(くせ毛の方からのご感想も多く頂いてます)
おわりに
あくまでもくせ毛を治すわけではないので、できる限界点は髪質によって異なります
とは言え、どのようにカットするかでくせ毛の暴れやすさは大きく変わります。
これまで、どこでカットしても思ったようにくせ毛がおさまらなかったり、
すいてもらったら逆に広がって大変になったなど、苦い経験をお持ちの方、ご相談だけでもお気軽にどうぞ!
くせ毛のために必要な技術、ホームケアの正しい知識をしっかりとお届けして、サポートして参ります。
それでは、最後までありがとうございます。
書いてる人
かわなべひろき(美容師 和漢薬膳師 ギター講師)