髪がすごい軟毛
ボリュームもぺったんこ
ショートにしたらボリュームでるって聞いたからバッサリいっちゃおうかな…
という方に今日はお伝えしたいことがあります。
結論から
ボリューム出るかどうかは髪による
です。
ぺったんこでボリュームない軟毛、
「短くすればフワッとボリュームが出ますよ!」
とよく聞きませんか?
ところがそれは、あくまでも条件が揃っていればの話。全部がそうはなりません。
条件とは、
- 髪の量
- ハリコシの強度
- 髪の生えてる向き(超重要)
などですが、
超軟毛で極端にぺったんこな人は、ボリュームが出ると期待しない方が良いですし、それを求めるなら「アイロンやコテを使ってのスタイリング前提」で考えることが必要です。
何もしないと、「いやいや、短くしたのにぺったんこですやん…」と、なりがち。
では、補足します。
(ショートにしたのにぺったんこじゃん…泣)
髪の毛は短い方がボリューム出る
というのは「一般論」です。一般論というのはいつも「例外」を含んでいます。
超がつく軟毛、かつ髪が頭皮に張り付くように生えてる人や毛量が少ない人は例外で、短くしたところでボリュームでません。
短髪にするとピンピン立つひともいれば、そうでない人もいますよね。
小さい子って、短髪でも髪がペターってなってたりするじゃないですか?あんな感じ。
ですから、ある程度の長さの方が「ボリューム出したい目的」でショートにしても、「あれ、全然ボリューム出ないやん」ということも実際にあります。
(短くしてもボリュームでないこともあるのかぁ…)
ちょっと図で解説
まずこちらを、
(太まゆ子ちゃん)
まず見て欲しいのは顔の横の髪の厚み。
これは毛量に比例しますが、ここの厚みがそもそもない人はボリュームが出にくいです。
ショートにしてカットで段を入れても、丸みを感じにくいぺったんこシルエットになりがち。
そして、画像の上の方に「立ち上がり」と書いてますが、拡大するとこうゆうことです。
図の左側、頭皮に対して立ち上がる向きで根元が生えてる人は、ボリュームが出やすい。
対して右、頭皮に張り付くように生えてる人は短くしてもボリューム出にくい。
これらの条件によっては、
ショートにしてもどうしてもぺったんこになってしまう方はいます。
じゃあ、ぺったんこどうすれば良いのさ?
と思った方、解決法は2つです。
- スタイリングを頑張る
- あきらめる
のどちらかです。
スタイリングできない(したくない)という人はあきらめるしかありませんし、あきらめたくない人はスタイリングするしかありません。
これが悲しき現実です。
でも大丈夫です。スタイリングは練習さえすれば必ずできるようになります。決して難しくはありません。
(お悩み解決に、スタイリングは必須なことも多い)
パーマかければ良いでしょ?
これに関しては、
超軟毛、細毛、ぺったんこのひとはパーマをかけたときに
- カール(ウェーブ)が、だれやすい
- 取れやすい
- 毛がからみやすくなる
ので、かけるにしても
- スタイリング前提
で考えなければなりません。いずれにしてもスタイリングは必要ということです。
つまり、ここでは何が言いたいかというと、
パーマをかけさえすればスタイリングしなくても、ふわふわのボリューミィでいい感じのショートになると、思わないこと!
です。
パーマはあくまでも、スタイリングをしやすく補助してくれるもの、くらいの位置付けが良いでしょう。
(パーマかけるだけで全部オッケー!ってわけじゃない)
スタイリングの仕方に関しては、この記事では割愛します。店頭では、お客さまがお家でできる「カンタンでシンプルな方法」をお伝えしています。
自分の場合はどうかな…
ここまで読んで、「じゃあわたしは一体どうなんだろう…」と思われる方、少なくないと思います。
ここの判断は、正直、
美容師と相談して一緒に決める
のが一番です。
(プロの判断を仰ぎましょう)
自分だけの判断で、
「わたしは大丈夫そうだな…」
「わたしは無理そうだな…」
と、決めつけないこと。
信頼できる美容師さんに相談の上、ショートにした場合どんな仕上がりになるのか、スタイリングはどういったことが必要なのか。
アドバイス等を事前に説明受けた上で判断するのが良いです。
美容師サイドとしても、実際に髪を見て触ってみた上でないとなんとも言えない部分が大きいです。
私もご相談お待ちしております。
ご参考にどうぞ。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
書いてる人
かわなべひろき(美容師 ギター講師)