なんか髪が重い…
美容室ですいてもらわなきゃ…
と、お困りのあなた。
今日はその前にお家でこれを試してみてくださいって話を。
結論から
髪の毛をよく洗いましょう
です。
これを読んで今、こうなってませんか?
(ははははぁ笑笑。何言ってんのマジウケる〜、毎日洗ってるっての〜)
とゆうことで、補足していきます。
髪が重く感じる原因
これにはいくつかあって、
- 毛量
- 髪型
の他に、
- 皮膜
があります。
今日取り上げるのは最後の「皮膜」について。
お客さま目線では、髪を重いと感じる時「量が多いからすいてもらおう」と思いがち。
ところが、原因が主に「皮膜」だった場合には髪をすいても根本的な解決にならないことがあります。
(ちょっと待って…皮膜ってなに???)
皮膜とは
髪の毛の表面をコーティングしている油分
のことで、具体的には
- リンス
- トリートメント
- ヘアオイル
- スタイリング剤
に含まれるシリコンやポリマーや油など、ざっくり「髪をしっとりさせる成分」のことです。
そして、これらの「皮膜」が毎日のシャンプーで落としきれずに髪に蓄積されると、髪の毛が重くなります。
(皮膜は、しっとりさせる油分)
皮膜が多くなると症状としては
- ドライヤーで乾きにくい
- 手触りがこってり重たい
- スタイリングしても髪が動きにくい
などなど。
そればかりかヘアダメージを誘発し、つまり、トリートメントやスタイリング剤の洗い残しは髪のダメージになるということです。
(えー!ダメージにもなるって!!)
例えて言うなら
ガスレンジの下や、換気扇など、キッチン周りで、たまにしか掃除しないような場所って、油汚れがビッチリついているじゃないですか?
(油がたまってるよぉ〜)
髪の皮膜もそれと似たような感じで、髪表面にビッチリついてしまっているんですね。
これをなんとかするだけでも、髪の「重さ」はかなり軽減されます。
じゃあ、具体的にどうすれば良いかを…
お家での具体的な対策
とりあえず、
- お風呂では毎日シャンプーだけで過ごす
リンスやトリートメントはしない。(身だしなみでスタイリング剤やオイルが必要な方は使ってOKです!)
そして、
- 頭皮ではなく、髪をよくあわ立てて洗うイメージでシャンプーしましょう。
頭皮の皮脂は正直、お湯だけでも落ちます。対して、皮膜はお湯だけじゃなかなか…。シャンプーでしっかり髪をクレンジングするイメージです。
そして最後に
- しっかりと、すすぐ
実はシャンプーの中にも皮膜になる成分は入っています。モノによっては大量に含まれています。
ですから、シャンプーの後は髪にぬめりが残らず、多少キシキシするくらいまでしっかりとお湯ですすいでください。
(シャンプーでしっかり「髪」を洗う)
キッチンの油汚れがガンコなように、髪の皮膜も人によってはかなりガンコです。
まずは1週間ここでアドバイスしたことを、実践してみてください。
「すごい!軽くなった!」
と、感じていただける方は少なくないと思います。
目安は
- ドライヤーで乾く速さ
- 指どおりの軽さ
- スタイリング時の動きやすさ
です。
原因が皮膜ではない場合
これは、カットの必要があります。
元々皮膜髪では無かったり、皮膜が取れてもなお重い場合は、美容師さんに相談の上カットして、軽さのあるデザインや、すきを入れるなどして、対処しましょう!
(カットでスタイル、毛量を調節して軽さを…)
皮膜だらけで重い髪を予防するために
なぜ皮膜だらけになるか?
は、単純に
毎日の使う皮膜(油)の量に対して、洗い落としが足りない
からです。
キッチンも、毎日飛び跳ねた油を拭き取りさえすれば、年末の大掃除で苦労しなくて済みますよね?それと同じ。
皮膜になるものを日常的に使うなら(ていうか使ってない人ほぼいない)、それを毎日のシャンプーでしっかり落としてあげることが大切。
ちなみに、私がお店でお客様にお伝えしている「シンプルな髪のお手入れ方法」は、この皮膜髪の予防にも最適です。
詳しくはこちらの過去記事にまとめてます。
お試しください。
それでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
書いてる人
かわなべひろき(美容師 ギター講師)