ダメージの予防に、改善に
毎日自宅で、そして美容室でもトリートメントをしている
という方、少なくないですが今日はトリートメントの正しい知識を。
間違った使い方をして、髪を台無しにしている方があまりにも多いから、まずはこれを知って欲しい。
(いや、毎日するものでしょ?トリートメントって)
結論から
トリートメントとは、
髪にダメージを作るのと引きかえに、一時的に髪をキレイに見せてくれる髪のお化粧
です。
ポイントは
- 前提として使うほど髪は傷む
- 髪をキレイに見せる効果は一時的
この二点です。
は?髪が傷むの?
はい。ここ大事なんですけど、トリートメントは髪が傷みます。モノによって程度は変わりますが、割とちゃんと傷みます。
そして、トリートメントに(乳化剤として)含まれる界面活性剤は、シャンプーに(洗浄剤として)含まれる界面活性剤に比べても、肌への刺激が一般的に強い。
つまり、
髪にも肌にも、健康を保つという観点ではプラスどころかマイナスです。
一般的な認識としては、
するほどに髪が治るようなイメージ
を持たれているトリートメントですが
例えば、美容室でトリートメントをして「わーい、髪さらっさら〜」って喜んでも、次美容室に行くときは、またトリートメントしたくなってませんか?
これは、髪が治っていないからです。
治ってたらわざわざしなくていいはずです。
まずはこの点をしっかり踏まえることが大切です。
(てことは…)
え?じゃあやっちゃ、ダメってこと?
ここは、
- 何を優先したいか
- その人による
ということになってきます。やっちゃダメって話じゃない。
お肌で例えると
- 毎日バッチリメイクで過ごしたい
- メイクになるべく頼らないすっぴん美肌を目指したい
どちらを目指したいのか…それと同じで髪も
- トリートメントで毎日バッチリメイク
- トリートメントになるべく頼らないすっぴんのキレイな髪を目指す
あなたがどちらを目指したいかです。
ちなみに、上の2つの表現は極端な言い方をしていますが、
トリートメントは
- 使う量
- する頻度
の「かけ算」で考えるといいです。
(かけ算…?)
は?かけ算て?
たとえば、5段階で考えたときに、「量」と「頻度」それぞれの掛け算のどこがあなたにとって「今の髪、めっちゃ調子いい!」となるかは人によりけり。
イメージ図を
(わかりにくくないですかね?)
0〜5段階、全く使わないから、右に行くにつれて量、頻度が多くなる。
この、量と頻度のかけ算で髪のコンディションは変わる。
ちなみに、はじめてのお客さまのかみは、このかけ算がうまくいっていないことがほとんど。
やり過ぎ、使い過ぎな方が圧倒的に多い。
かわなべ個人的なオススメ
ここまで書いといてなんですが、わたしの個人的なオススメは、
- 基本的にしない(特にメンズや女性のショートは必要なし)
- ブリーチなどのダメージで、毛先がからんで仕方ない時だけ薄くつける
これを推奨しています。
継続されたお客さまからも髪の調子が良くなってると感想を頂きます。
(トリートメントしてない実際のお客さま)
ですが!
「いやー、それだとパサついちゃうよぉ〜、バカ言ってんじゃないよもぅ〜」
という方には「トリートメント」に優先して「スタイリング剤」の使用をすすめていますが、その理由はまた別に記事を作ります。
わたしは、
なるべくトリートメントに頼らず、すっぴんの髪のコンディションを良くして、髪のメイクはスタイリング剤を使う
ことを優先的に考えています。
そっちの方が、
- 手間も少なく経済的
- しかも、髪の調子も良い
からです。(あくまでわたしの考え)
最後まで読んでくださりありがとうございます。
書いてるひと
かわなべひろき(美容師 ギター講師)