さりげない暗めのカラーにしたい
どれくらいの明るさを選べば良いのかな…
という方に今日はその目安となる、考え方をお伝えしましょう
(暗めってどう選べばいいのかなぁ…)
暗めのカラー、カウンセリングあるある
私の中では8レベルまでを「暗めのカラー」と定義していますが、美容室でこんなん見せられませんか?
カラーチャートといって、色味と明るさのサンプル。画像左の数字が大きくなるほど明るい。
で、施術前のカウンセリングのとき、お客さん的に(これ見てもよく分からないなぁ)と思いつつ、
お客さん「暗めにしたいんです」
美容師「どれくらいですか?」
お客さん「7って暗いですか?」
美容師「そうですねぇ、ほんのり染まってるくらいですかねぇ」
お客さん「8は明るいですよね?」
美容師「7よりは明るいですねぇ…」
みたいなやり取りの後、結局(イメージわかないなぁ…)となったまま、カラーをした結果、
(あぁ…暗すぎた…)
(あぁ…明るすぎた…)
みたいなことってありません?
ここのイメージのすり合わせとても大切なんですけど、目安をお伝えしますね。
(イメージが難しいなぁ…)
6〜8レベルの見え方の目安
あくまで目安ですが、
6レベル
- 屋外で見ても染めたことに気づかない人もいるかもしれない明るさ
7レベル
- 屋外で見たらわかるが、屋内で見ても気づかない人もいるかもしれない明るさ
8レベル
- 屋内で見てもカラーしていることが分かる明るさ
もちろん、
- 元々の髪色
- 選ぶ色味
- 見る人
によってもまちまちだけど、目安にはなるかと。
で、ここから少し踏み込んで、
- スタイリング剤を使う場合
- 寒色系、暖色系の明るさの違い
それぞれについて少し補足します。
スタイリング剤を使う場合
スタイリング剤(ワックス、ジェル、クリームなど)を髪につけると、何もつけない時より若干、暗く見えます。
濡れた髪って乾いてる時より暗く見えますよね?あれと同じ感じで。
(つけると、若干暗く見える)
なので、
何もつけてない乾いた状態で8レベル
の髪は、
スタイリング剤をつけると7レベルに見える
くらいの1レベル暗くなるイメージを持っておくといいです。
(スタイリング剤をつけた状態で8レベルの明るさにしたいなら、仕上がりは9レベルがおススメ)
これはもちろん、どんなスタイリング剤をどの程度使うかにもよります。
ただ、どれを使っても基本的に少し暗くなります。
私のお客さまであれば、普段のスタイリング剤の使い方までを考慮した上で、仕上がりの明るさを設定します。
寒色系、暖色系の明るさの違い
一般的に、同じレベルの明るさに染めても、色の性質により、
寒色系は暖色系より暗く見えます。
(いろんな色味がありますね)
寒色系と言えば、アッシュ系カラー
暖色系は、ベージュやナチュラルブラウンなど
アッシュなどの寒色系は、暖色系より暗く見えるイメージです。
なので、アッシュの6レベルだと人によっては「黒にしか見えない」となる場合もあります。
ただし、アッシュ系は他のカラーと比べると色落ちしやすい。
色持ちの良さを考慮して、仕上がりの時点では暗めにしておくなど、先々まで考慮して考えるのもアリです。
もちろん、暗すぎるのが苦手な人は、別の選択肢もアリ。
(色味によっても、明るさの見え方は変わる)
まとめると
ここまでの、
- 6〜8の、見え方の目安
- スタイリング剤を使うか否か
- 寒色系は暖色系より暗く見えがち
を踏まえて、選ぶといいでしょう。
(んー、やっぱりよくわからないなぁ)という方はとりあえず、まずはシンプルに最初にお伝えした「6〜8の見え方の目安」だけ参考にするといいかと。
それでカラーした上で、スタイリング剤をつけたり、色味を楽しんで、変化を見つつ自分のドンピシャを探っていくといいです。
私のお客さまであれば、カラー前に詳しくお話しさせていただきますね。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
書いてるひと
かわなべひろき(美容師 ギター講師)