矯正かけたいけど、シャキーンと針金みたいな不自然なストレートは嫌だなぁ…
自然な丸みが欲しいなぁ…
縮毛矯正につきもののお悩みですが、今日はこれについて触れていきましょう!
(私が一番得意とする技術です)
結論から
「髪の状態」と「美容師の技術」次第です。
髪によって、
- 自然な丸みができる髪
- できない髪
がありますし、美容師によって
- 自然な丸みが作れる美容師
- 作れない美容師
がいるということです。
ですので、「どんな髪でも100パーセントできる」とは言えないんです。条件さへ整っていれば大丈夫。
では、それぞれについて、どんなことがポイントになってくるのでしょうか?
すこし掘り下げてみましょう。
髪のポイント
- 髪の中の水分量が充分にあること
髪がしなやかに曲がるためには、髪の毛の中に水分が必要です。水分が多いと自然な丸みを作りやすく、逆に少ないと厳しくなってくる。
イメージでいうと、「おそうめん」。茹でると曲がるようになるじゃないですか?ゆでる前は真っ直ぐで曲がらない。あれは、麺の中に水分があるか無いかですよね。そんな感じ。
(ゆでたら、麺の中に水分が入って曲がる、おいしいよねそうめん!)
水分量が少ない髪って?
言い換えると「矯正で丸みがつきにくい髪」ですがどんなものかと言うと、
- 細く柔らかい髪
- 傷んでいる髪(パーマ、カラー、他で)
ですね。
髪の中には、「結合水」といって、タンパク質と結合する形で存在している、ドライヤーやアイロンしても蒸発しない水分があります。
つまり、毛髪内部のタンパク質の量が多いほど、結合水(水分)も多くなります。
細く柔らかい髪
一般的に、細い髪と太い髪とでは、太い髪の方が、タンパク質が多く、それに伴い水分量も多くなります。 イメージ図を。
(太い巻き寿司のほうが、お米がたくさん入ってるような話)
つまり、細い髪は、内部の水分量も少なくなる傾向にあるため、自然な丸みが作りにくくなる。
傷んでいる髪
カラーや、パーマなどのダメージによって、毛髪内部のタンパク質が壊れてしまうと、それとくっついている結合水も無くなってしまう。
したがって、図のように同じ太さの髪でも、傷んでいるほど髪の中の水分は少なくなります。
つまり、ダメージが大きくなると自然な丸みが難しくなってくるということです。
美容師の技術のポイント
これは、
- 髪それぞれに最適な薬剤のコントロール
- アイロン操作
詳細は、美容師である私たちが勉強をして修練を積む内容になるので、割愛しますね。
同じ条件の髪であっても、施術する美容師次第で仕上がりは変わるということです。
(毛先に丸みのある矯正、これは難易度の高い施術となります)
あなたの髪はどうですか?
ここまでお読みになってあなたの場合どうでしょう?
「細いし、すごくカラーで傷んでいる…無理かなぁ」
となってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、ここにまとめたことは、あくまで一般的な傾向であり、実際のところはやってみないと分からないことも多いです。
ちなみに私の矯正は、「仕上がりが柔らかく自然」ということでお客様にもご好評を頂いております。
ご心配な方はご相談だけでもお気軽にどうぞ。
実際に髪を見て詳しく説明を差し上げますね。
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございます。
書いてる人
かわなべひろき(美容師、ギター講師)