せっかくパーマかけたのにパサパサになった…
ボサボサしてて思ってたのと違う…
とお悩みのあなた、その原因と解決法についてまとめます。
(パーマしたらパサパサなってもうたぁ…)
今日の話は、「ダメージで毛先がボロボロになった」というケースは除いて進めますね。
結論から
スタイリング剤使ってますか?
使ってなかったらパサつくのは、当たり前です。
スタイリング剤使ってても気になる場合は、満足できるスタイリング剤に変えましょう。
では、「パーマでパサついて見える原因」をひもといて、「なぜスタイリング剤が必要」なのかに触れていきます。
パサついて見える原因
- 毛先の散れ
- 一本一本の散れ
これです。
パーマをかけると「直線」が「曲線」になります。そして、曲がった髪は色んな方向に動きやすい。
髪には「生え変わり」や「すいたこと」によって長い髪の中に、たくさんの短い髪があります。
(イメージ図)
パーマをかけて右のようになるとストレートと比べて、「一本ずつの髪」と「その毛先」が色んな方向に散れやすい。
すると、短い髪の毛先がいろんな場所から飛び出すし、広がりやすくもなる。
これが見た目パサパサ、ボサボサの原因なんですね。
(赤点の所が毛先。色んな所から飛び出す)
お客さま目線で言うと
この現象、お客さま的には
あぁー…傷んだからパサパサになったんだあ…
と、決めつけてしまいがち。
ですが、そうじゃない。もちろんダメージで髪が台無しになるケースもあるんですが。
ダメージ関係なく先の理由で、ウェーブヘアーは基本的にパサついて見えやすいものなんです。
したがって、パーマかけたらパサついたっていうのは、自然に起こる物理的な現象。「ボール投げたら地面に落ちた」って言ってるのと同じくらい自然な現象なんです。
もちろんカットの仕方によっても大きく変わりますが、それはパサついて見える「程度」に差が出るだけで、「パーマかけたらパサついて見える」という基本的な前提は変わりません。
(なるほど、そうゆうことなのか!)
解決策
ワックスやクリーム、ムースなどのスタイリング剤を使う。
これが解決策です。
スタイリング剤は簡単にいうと「のり」
(工作に使うあの、のり、のこと。)
スタイリング剤を髪になじませることで、
隣り合う一本一本の髪が「のり付け」されます。すると、こうなります。
(イメージ図)
黄色部分がスタイリング剤。のり付けで固定された一本一本の髪と毛先が散れにくくなっているのが分かりますね?
こうすることで、先の「原因」が打ち消され、パサついて見えにくくなるんです。
そこにプラスして、スタイリング剤の中には、「ツヤ出し」「しっとり」効果のある成分が含まれる為、つけた時つけない時の差はこれ以上説明するまでもないですね。
私がパーマを施術する場合
お客さまには、事前に今日記事にしたことをかいつまんで説明します。
ですから、私がパーマを施術する場合は「スタイリング剤を毎日つける前提」です。
それが嫌ならあまりオススメしません。
なぜなら、自分のお客さまに「絶対に髪で損をして欲しくないから」
例えば人があなたを見たときに、髪のせいで
- 疲れて見えたり
- やつれて見えたり
- 清潔感が無く見えたり
- 老けて見えたり
して欲しくないんです。髪のせいでそうならない為に、リードする責任が私にはあると考えます。
髪のパサつきやボサボサは印象を下げます。そうなって欲しくないから、少し面倒でもスタイリング剤を使うことを前提としたいのです。
ちなみに、ヘアカタログなどに見られる「パーマスタイル」は、「実際はパーマでは無くコテで巻いてあるのがほとんど」なのに加え、「美容師がスタイリングして仕上げている」ものです。
ですからパーマかけただけで、あとは何もしなくても毎日ヘアカタログみたいなウェーブヘアーが手に入ることは99%ありません。悲しき現実です。
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございます。
書いてる人
かわなべひろき(美容師)