髪がパサついている…
くせ毛だから仕方ないのかな…
今日はくせ毛のパサつきでお悩みの方に、パサついて見えるメカニズムを知って頂いた上で、ツヤを出すコツをお伝えしていきます。
(なんでこんなにワイのくせ毛パサつくんやろ…)
結論から
3つの原因として、
- 髪の形状
- 髪のうねり
- 毛先の散れ方
これらによって
- 光りが乱反射することでパサつく
これがパサついて見えるメカニズム。 1つずつ解説していきます。
そして、解決策は、
- ブローする
- ストレートアイロンを通す
- ヘアオイル(スタイリング剤)を使う
- 縮毛矯正をかける
などです。
ツヤが出る3つの条件、おさらい
前投稿で触れたように、
- 物体の表面に凹凸がないこと
- 物体が曲がっていること
- 光を反射しやすい素材であること
でした。読んでない方はまずこちらを、
では、ここから本日の本題「パサついて見えるメカニズム」を掘り下げます。
パサついて見える3つの原因
髪の形状
くせ毛の髪は、輪切りにすると、楕円だったりイビツな形をしていることがほとんど。
これは、ツヤの出る条件「物体の表面に凹凸がないこと」に反する。
すると、受けた光を均一にではなく、乱反射するとため、ツヤが出にくくなります。度合いは、髪によって異なります。
図を、(イメージです)
左上の矢印の方向から入って来た光を、
- 左側の直毛、形が円形に整っているため、同じ方向に均一に反射。ツヤが出やすい。
- 右のくせ毛、1つ1つの形が楕円だったりイビツなため、乱反射。ツヤが出にくい。
髪のうねり
天使の輪っかが出るといわれる、頭のてっぺん付近においても、写真の通り
直毛は均一に光を反射する為、綺麗なツヤ。
くせ毛は、光を乱反射する為、ツヤがバラけやすい。
毛先の散れ方
下の画像を、
毛先が均一にまとまるストレートヘアに対して、くせ毛は、毛先が散れやすい。
これによって、光の均一な帯(つまり、ツヤ)が出にくいのです。
ちなみに毛先の散れ方はカットの状態によってかなり変わります。
以上のようなことが、複合的に重なることで、
くせ毛はパサついて見えやすい
おわりに
誤解しないで欲しいのが、
「ストレートヘアにしてツヤを出した方が良いんだ!」と言いたいわけでは無いと言うこと。
くせ毛の人で、パサつきに悩んでいる方に、その原理を理解した上で、パサつきをどうやって解決していくのか?
その手引きとなればと思います。
アイロンやブロー、縮毛矯正でストレートにするのも選択肢の1つですが、くせ毛には、くせ毛の良さがあります。
- 髪に動きがあってハツラツと見える
- 曲線的で柔らかく可愛らしい
などなど。
そのくせ毛の良さをそのままに、パサつきを手っ取り早く押さえたい方は、
- クリームやワックスなどのスタイリング剤を使う
こうすることで、毛先の散れを少しでも防ぎ、同じくせ毛でも、見た目のパサつきは相当抑えられます。
試してみましょう。
(スタイリング剤はくせ毛の強い味方なんやで!)
自分の髪に合うスタイリング剤って?と言う方はお店でも個別にアドバイス差し上げます。
あなたの信頼できる、美容師さんにも相談しましょう。
1人で悩まなくて大丈夫!
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
書いてる人
かわなべひろき (美容師)