たまに、
「すいて欲しくない」
「すかないで欲しい」
という、オーダーを受けることがあります。ほとんどが女性の方。このページを開いたあなたも美容室で言ったことあるのでは?
今日はこれについて触れます。
(すかないで欲しいんだよなぁ)
結論から
そこは僕に任せてください
です。「すく」「すかない」は作る髪型によって決まります。
「すかないで」を、そのまま実行すると、毛量や作る髪型によってはめちゃくちゃもっさりヘアーなどの変な頭になってしまう事があります。
つまり、そこの判断はこちらに任せてください。
(おいどんに、まかーしっ)
どうしてすいて欲しくないのか?
ほとんどの方が過去の経験のトラウマで、このようにオーダーをされます。どうしてすいて欲しくないんですか?と聞くと、
「すいたら広がった」
「すいたらダメって言われた」
「すいたらパサパサなった」
「すいたら寝ぐせが大変になった」
「毛先がスカスカになった」
などなど。
実はこれらは「すいたことがダメ」なんじゃなくて、「すき方がマズかった」だけです。
なぜ、すくのか
髪の毛を正しくすくと
- おさまりがよくなる
- シルエットが美しくなる
- ドライヤーが楽になる
- スタイリングしやすくなる
- 指通りがよくなる
などのメリット、というか、髪型にとって必要なことがたくさんあります。
なので、基本的には「すく必要がある」と僕は考えます。(例外あり)
インターネット上には、全くすかないことを良しとする美容師さんもいますが、この辺の考え方はそれぞれです。
(すいたら必ずパサつくってことじゃないのか…)
すくことのイメージ
お客さん目線で「すく」と言うと「すきバサミ」を使って、頭全体をシャカシャカ〜っとカットしていくイメージを持っている方が多いと思います。
(こーゆう、くし状になってるすきバサミ)
実際は「すく」と一口に言っても、
- 頭のどの部分の髪を
- どんなハサミを使って(すきバサミに限らない)
- 根元から毛先にかけてのどの位置を
- どれくらいの量をすくか
という見極めは、美容師それぞれです。この判断を正しくすることで髪は格段に扱いやすくなります。
ですから、過去のトラウマですくことが怖くなっている方にはこの辺りを詳しく説明しながらカットをさせてもらいます。
参考記事
お客様からも先に挙げた「おさまりがよくなった」などのメリットを実感して頂けています。口コミのページもご覧くださいね。
ご参考にどうぞ!
書いてる人
かわなべひろき (美容師、在宅系音楽家)