コテを使っているうちに、前みたいに形がつきにくくなった気がするんですけど、そんなことってありますか?
今日はこれに触れます。
(なんか、前みたいに形がつかないんだよなぁ)
結論から
髪の熱変性による可能性があります。
(熱変性って言われてもなんのことやら?)
熱変性とは
髪の毛はケラチンというタンパク質でできています。タンパク質は高温の熱にさらされると硬くなるという性質があります。
これをたんぱく質の熱変性と言い、髪の毛にも起こります。
例えば、卵もタンパク質ですが、生卵に熱を加えてゆで卵にすると、卵自体が硬くなるじゃないですか?あれと同じことです。
(茹でると硬くなる…)
解決策は?
熱変性で硬くしなやかさを失ってしまった髪は、形がつきにくくなります。
だからと言って、より高温で形をつけようとすると更に熱変性を起こし、髪がゴワゴワになってしまいます。
ゆで卵が生卵に戻らないのと同様、髪も元どおりにはなりません。ですから一度硬くなってしまった髪に関しては悲しきことに、改善は見込めずあきらめるしかないというのが実際のところ。
(1度硬くなったら戻らない…卵もそう…)
大事なのはこれを知った上で、これから伸びてくる髪がまた同じことにならないように予防することが大切。
コテ(アイロン)の設定温度
- 髪をいたわるなら150度までの設定
- それ以上は手際よく使える上級者
設定温度は低ければ低いほど、髪への負担は少ないです。朝の忙しい時間、なるべく急ぎたい時はどうしても高温設定にしてしまいがちなので、ご注意を。
180度以上の高温でも、手際よくパパパーっと使えるならそんなに心配ないかもしれませんが、「不器用だからなぁ…」という方にはオススメしません。
おわりに
ヘアケア用品や、セット道具も使い方を誤ると髪に思わぬ負担をかけてしまうことがあります。
髪は1度傷むと何やっても元に戻らないので、正しく知って使って、綺麗な髪を保ちましょう!予防が最優先です。
お店でも気になる点はお気軽にご質問ください。
それでは最後まで読んでくださりありがとうございます^ ^
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書いてる人
かわなべひろき (美容師、在宅系音楽家)