髪のお悩みに多いパサつき。髪が太く多い方にもよく見られます。
トリートメントしても中々良くならない…
毛先がどうしてこんなにパサつくのかな…
いくつもある原因の中で、１つ掘り下げて説明します。
（ツヤツヤになりたいのに…どうして？）
考えられる原因のいくつか
- カット
- ダメージ
- カラーの明るさ
- くせなどの元々の素材
- 過度なブラッシング
このどれかだったり、大体は複合的です。ひとつひとつとても大事。
ちなみに、この中で一番影響が大きいのはなんだと思いますか？
その答えは…
カットなんです
今日は、最も重要なカットについて解説します。
（実はカットが1番重要）
ツヤツヤになるカット
言い方を変えれば、「パサつきにくいカット」で、
- 適度に段（レイヤー）が入っていること
- 梳（す）き方
がとても大切です。
特に髪の多い人は、「段を入れず」に「すき」だけに量の調節を頼ってしまったことでパサついている場合が非常に多い。
どういうことか、順序立てて図解しますね。
段（レイヤー）を入れるとは
これに関しては、過去記事でまとめてあります。まずはこれを読んで、段（レイヤー）について知りましょう！
適度に段（レイヤー）がはいっていること
何故これが必要かというと、その逆を考えてみる分かります。下の図を
この図、全くレイヤーが入ってません。
このような状態だと、髪の量に比例して毛先がかなりぶ厚くなります。「梳く」ことだけに頼ってこの厚み（量）を取ろうとすると、毛先が下の図の右側のようになってしまいます。
赤い点は一本一本の髪の毛先ですが、これが触った時のザラつきや見た目のパサつきを助長します。
竹ぼうきの先っぽみたいな感じ。
（パサパサ、バサバサ…）
「じゃー、梳かなきゃ良いじゃん？」
って思うかもしれません。
ところが、多毛の方が「レイヤーなし」かつ、「全く梳かない」と毛先が分厚過ぎてドライヤー大変、見た目超重い、という事態に。
単純に生活しづらい。（狙ってそれをやるなら構いませんが…）
という理由で、作るデザインに応じて必要なレイヤーを入れることで、過剰に「すく」ことなく毛先の厚みをコントロールし、軽やかで毛先までツヤのある髪を目指します。
（毛先までツヤツヤを…）
梳き方
レイヤーさえ入れてしまえばそれで良いかと言うと多毛さんはそうはいかない。
レイヤーに加えて「パサつきにくい」ように梳きます。これに関しても過去記事をどうぞ！
おわりに
パサパサ、バサバサ、手触りザラザラが気になって、毎日トリートメントやオイルを頑張ってつけていませんか？
原因が今日触れた「カット」である場合、いくらトリートメントやオイルを使用しても根本的な解決になりません。
毎日しっかりトリートメントしてるし、美容室でもしてるのにダメ…と言う方は「カット」を変える必要がありそう。
実際、私がカットを担当するようになって、以前よりトリートメント類は使わないにも関わらず、髪のツヤ、手触り、おさまりが良くなったとご感想くださるお客さまはとても多いです。本当にカットで髪の質感はすごく変わるんです。
こちら、お客さまより頂いたご感想です。
（口コミページの方も是非、ご参照ください）
お悩みの方はご相談ください^ ^
最後まで読んでくださりありがとうございます。
書いてる人
かわなべひろき （美容師、ギター講師）
