鹿児島の美容室から

鹿児島市荒田「美容室かわなべ」のブログ

【プライベート】温泉とドコモショップ

この前、ケツ毛が満員電車の友達と近所の温泉に出かけました。彼の名前を便宜上、仮名ですが「藤村」としておきます。

藤村は僕より9歳年下なんですけど、自称「人生の経験値が図抜けて」おり、その独特のモノの見方で会えば必ず僕を愉快にさせてくれます。

 

ひょんな事から藤村を誘い、このひと月の間に2度温泉に出かけたのですが、彼のケツ毛がラッシュアワーの京王線かっつーくらいの混雑模様で、とてもノスタルジックな気持ちになりました。何故なら満員の京王線で通勤していた、僕自身の20代後半を思い出したからです。 

 

モノゴトとモノゴト、また、人と人の繋がりや縁とはとても面白いものです。音楽を通じて仲良くなった藤村のケツ毛が、僕の20代後半の迷走期を彷彿させるのですから。もしかしたらあなたの体毛も誰かの青春を呼び起こしているかもしれません。

 

そんな藤村との1度目の温泉。場所は霧島でしたが湯舟に頭を並べていると、彼が言いました。「ナベさん(僕のこと)、おれ麺類あんまテンション上がんないんスよ。」と。

ヒヤッとしました。湯舟に浸かりつつ背中に冷たいものを感じたのは、僕にとって生まれて初めての出来事。何故なら温泉のあと僕は藤村を、蕎麦屋に連れ出そうと密かに企てていたからです。

 

分かりますか?この一瞬の「こいつ…まさか俺の心の中が読めてるんじゃ…」感。藤村は生い立ちが控え目に言って「ドリフのコント」なので、人の心が読める特殊能力があってもなんら不思議はないのです。鹿児島生まれコント育ちの底力を垣間見せられたように感じたのです。ちなみに僕は志村けんさんの大ファンです。

 

また、2度目の温泉のとき。湯上りの藤村が自動販売機でコカコーラを買い、僕に一言。「コーラって、たまーに無性に飲みたくなる時あるんスよね」と。

藤村はその精神に決して浅くはない闇を抱えており、その発言はいつだって僕の興味をそそるのに十分。僕は藤村にいつかの自分を重ね、同じ時間を過ごすようになったと自覚していますが、この時の藤村のコーラ発言ほど(いや知らんがな)と僕に思わしめたものはありません。

また藤村のコーラ発言に対して「特に寒い冬こそコーラってうまいよな!」という謎の返しをする僕自身のくだらなさ。お互いに(いや知らんがな)を重ねる瞬間がそこにはありました。

 

ところで、これを読んでるあなたにもオススメしたいのですが、ここ最近の僕は「事務的な用事にこそ友達を誘おう」という、誘われた側からしたら迷惑千万とも言えるセルフキャンペーンを開催しています。

藤村との2度目の温泉の日も実は、メインは温泉ではなく「ドコモショップでのSIMロック解除の手続き」という僕の個人的かつ超事務的な用事だったのですが、これに藤村を誘いました。「ドコモショップ行こうや」とまるでイベントにでも誘うようにLINEをしたところ「おっけ、わかりました」と返事が来ました。僕は話が早い人が好きです。

結果、出先がドコモショップでも十分楽しめるということが分かり、改めて「どこに行くかではなく、誰と行くかが全て」だなというシンプルな真理に触れた次第です。

 

そろそろ歯医者にも行きたいので、誰を誘うべきか思案中です。

 

〜完〜

 

 

書いてる人

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かわなべひろき (美容師、在宅系音楽家)
⚪︎勤務先 鹿児島 中央駅ちかく 美容室粧屋(めかしや)
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