かわなべひろきのブログ

日々の雑感とか

石油王も楽じゃないよ

 日用雑貨を買いにでかけて、当初の目的を果たせず家に帰り着く事多々。



 甚だ、僕は買い物が不得意のようである。




 当初、歯磨き粉を買いに出かけたつもりが、家に帰り着いて思い返すと




 散歩してファミチキ食べただけ。




 唇、テッカテカにしただけ。




 散歩していると、頭の中が考え事で一杯になる為か、、、無意識にFamilyMartへ。



 しょっちゅうファミチキの罠にかかってしまう。




 かねてから、ファミチキについて言及してきたわたくし。





 たるんだ自分を戒める為にもしばらくファミチキを絶とうと思うのです。



 (どおーでもいいーーーっ)






 さて、




 
 ファミチキの話しはもうこのへんでいいかな?






 
 今日も、




 (ああ、迷子になった財閥の孫に偶然、出くわさねえかなあ)  とか




 (ああ、道に迷って困っている石油王に偶然、出くわさねえかなあ)




 などと、日課である金がらみの破廉恥な空想に耽っていたのです。



 もともと、妄想癖の激しいわたくし。





 「下北沢まで行くには、明大前駅井の頭線に乗り換えなきゃダメだ」



 と、石油王に教えたところ、とても喜ばれました。




 日本語に明るくない彼。




 鞄から一枚の紙切れを取り出すと、簡潔に次のように書き、僕に差し出しました。









 「 my oil is yours 」






 僕の親切心に、油田で報いる彼。



 
 一瞬歓喜に包まれた僕は次の瞬間




 ハッとなりました。




 石油王になった後の自分の姿が、走馬灯のように目の前をよぎったからです。





 まず、名前も知らないような、同級生や親戚を名乗る人間が次から次に現れました。





 それから、友達とご飯を食べて割り勘したら、臭い物でも見るような目で見られました。(実際の僕はフローラルの香りです)



 
 油田をプレゼントされた「幸運な男」として各種メディアから連日の取材要請。



 
 「油田男」とあだ名され表を歩けばうしろ指をさされる。




 すっかり身辺が騒がしくなった僕は疲弊しきってしまいました。




 
 一瞬にしてよぎったそれらのものたちは、





 差し出された紙切れに、僕が次のように書き加えるに十分すぎるものでした。




  






 「 FamilyMart





 そうして、彼があっけにとられているうちに、僕は再びファミチキを求め、一瞬失いかけた日常へと帰ったのです。





 
 
 この空想から僕は二つの教訓を得ました。





 一つは、「普通という幸福」



 そしてもうひとつは



 「英語力の無さ」







 もう、寝ます。