かわなべひろきのブログ

日々の雑感とか

さよなら、「紅疾風」

 「紅疾風」(べにはやて、と読む)


 18歳の時から、僕の足となり、調布市界隈や隣町や川沿いを走りまくった、真っ赤なフレームのママチャリ。もちろん僕が勝手に付けた名前です。


 本日、帰宅すると玄関前から姿を消していました。



 察するに今日の地震により、完全に麻痺した交通網、電車が使えずタクシーもつかまらない誰かがきっと都合良く見つけ、そのまま乗って行ったんでしょう。



 紅疾風は、本当に僕の気持ちを分かってくれる奴でした。

 パンクする時も、チェーンが外れる時も、必ず帰り道でした。つまり、僕が時間に追われていない時を見て、いつも体の異常を訴えてくれた愛すべき奴なのです。


 その都度、自分で修理してきました。もともと機械いじりが好きな方なので、タイヤ交換だって、ブレーキ調整だって、チェーンのテンションだって全部僕が診てきました。


 いろんな場所へ行きました。
 いろんな季節を走りました。
 いろんな想いを運びました。
 いろんな風景を呼びました。
 

 その彼が姿を消してしまいました。


 

 今回持ち去った誰かへの苛立や憤怒よりも、紅疾風を褒めてやろうと思います。


 今日の様子だ。 乗り去った誰かさんは、きっと困っていたに違いない。


 紅疾風はきっと困っている誰かさんを、助ける事を選んだんでしょう。そうしてわざと見つかったんだと思う。


 今度は僕が紅疾風の気持ちを分かってあげる番なんだ。



 きっともう戻ってこない彼に、僕はありがとうと、最後まで見せてくれた思いやりに敬意を払いたいと思います。



 ありがとう、さようなら 「紅疾風」



   んーなーわーけーねーーーーーっ!!


 ぜってー許せん。


 盗難届け出す!断固出す!